僕の為に、看病してくれる彼女を僕は天使に見えた!
僕はコロナで高熱が出て部屋のベットで魘されていた。
汗がびっしょりになり、ほとんどその時の記憶は残っていないのだが......。
僕の部屋に誰かが訪ねてきて、部屋のドアを開け僕を看病してくれていた。
僕のびちょびちょに濡れた服もいつの間にか着替えさせてくれている。
いつ起きても食べれるように、“雑炊”まで用意していた。
何度も目は覚ましたものの、ぼんやりとしか記憶に残ってない!
天使のような優しい微笑みで、顔は漠然としか覚えていたが、
僕の為に何度もおでこに冷たいタオルをかけてくれる彼女。
“君は一体!? 誰なんですか?”
・・・そう想うのも?
僕はもう5年以上、彼女も居ないし!
気になる子はいたけど? その子は僕の知り合いの男性と付き合って
しまった。
未だ、僕を看病してくれていた彼女の正体が僕には分からない!
熱が下がり、最初に僕の母親に僕を看病をしてくれたか確認を取ったが?
母親でもない!
妹でもない!
女友達にも何人か仲がいい子達にも聞いたが、僕の看病に来た子は一人も
居なかった。
では? 一体、僕を看病をしてくれた彼女は誰なんだ?
*
・・・月日が流れ、
僕がコロナにかかった事を忘れかけていた頃、遂に僕を看病
してくれた彼女の正体が分かる時が来た!?
『・・・お、お前だったのか?』
『そう! “ずっと私は貴方のストーカーよ。”』
『マジで? “どうやって部屋の鍵を、、、?”』
『管理人さんに言って、渡してもらったわ!』
『いつから? 僕の部屋に入るようになったんだ?』
『“3年前ね!”』
『嘘だろう!? 3、3年前だと、、、!?』
『いつも私は貴方だけを見ていたの。』
『“まさか!? 盗聴器とかないよな?”』
『あら? 気づいてたの?』
『・・・な、なんで! そんな事するんだよ!』
『貴方が好きだからよ!』
『もう、こういう事はやめてくれよ!』
『“コロナの時は助かったんじゃないの?”』
『・・・そ、それは感謝している、』
『じゃあ、合鍵ちょうだい!』
『そんなもんはない!』
『無い訳ないでしょ!』
『頼むから、僕にもう付き纏わないでくれ!』
『そうはいかないわ。』
『・・・な、なんで、』
『“私に愛されたのが貴方だからよ。”』
『・・・そんな、めちゃくちゃな言い分が通ると思ってるのか!』
『誰に遠慮する必要があるの?』
『“誰にって?”』
『私は私の好きなようにするわ! じゃあね。』
『じゃあねじゃねーよ!』
・・・まさか? こんな展開になるとは?
コイツの事は以前から僕も知っていた、ただ恋愛対象でもなければ好きとか
そういう気持ちを僕はコイツに持っていない!
元から、“ストーカー気質のこの女。”
ただコロナのあの時だけは感謝している。
本当に死にかけたからな!
ただ、僕のストーカーはもうやめてくれ!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




