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ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります  作者: ベルピー
第二章 ゼンパンの素質とシークレットガチャスキル
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第90話 鍛冶職人のブロッター

ラッキー達はユリウス子爵から紹介されたフロンダールの鍛冶師の元へ向かっていた。


「せっかく転移魔法を味わえると思ったのに残念だったわ。」


『ラッキー俺も転移したかったぞー。』


「まあその内できるようになると思うからそれまでは我慢だな。」


ラッキーは鍛冶屋を訪ねる前に昨日調べた転移魔法の検証を行っていた。


検証の結果わかった事は、現状では自分以外の人を転移させる事は出来ないという事。シルフィーの肩に手を置き一緒に転移を試してみるとラッキーしか転移魔法は発動されなかった。


そして、使える回数だが10回までしか使えなかった。1日10回の回数制限があるのか、今のラッキーの魔力が200程なので、1回20の魔力を使っているのかはまだわかってはいない。


更に距離だが1mよりも長い距離は転移できなかった。5m先を意識して転移しても1m先までしか転移できなかった。10回使っても距離は伸びなかった。


「そうですね。資料には複数人の転移も、長距離の転移も可能でした。何度も練習すればきっとそれも可能になると思います。」


「練習あるのみって事ね。わかったわ。ラッキー!何度も転移して早く能力をあげましょ。」


「いやだから今日はもう使えないんだって!」


話をしていると目当ての鍛冶屋が見えてきた。


「あそこだな。そういえばマリアは鍛冶師の事を知っているのか?」


「いいえ。わかりません。私の場合、装備品はお父様に用意して頂きましたので。」


鍛冶屋の前に着くとカンカンカンという音が聞こえてきた。


「作業中・・・みたいだな。どうする?」


「とりあえず入ってみましょ。」


そう言ってラッキー達は中に入っていった。


「すいませ~ん。ユリウス子爵の紹介で来ました。ブロッターさんはいらっしゃいますか?」


「・・・。」


返事はなかった。カンカンカンという音だけは奥からきこえてきた。


「どうする?作業に集中してるみたいだし出直すか?」


「でもいつ終わるかわからないわ。それならここで待たせてもらいましょ。」


飾られてる武器や防具を見ながら作業が終わるのを待とうとしたら、


「すいませ~ん。お待たせしました~。」という声とともに女性が奥から出て来た。


ラッキーはその女性に改めて、ユリウス子爵の紹介で来た事を告げた。


「領主様から聞いてます。ラッキーさんですね。なんでもミスリルの装備を作るとか。私はブロッターの妻のユキミと申します。主人は今作業中ですがもう少しで終わると思いますのでしばらくお待ち頂けますか?」


「大丈夫です。装備品を見て待っててもいいですか?」


「はい。ここにあるのは主人が作った装備品です。ラッキーさんが作る装備の参考になるかもしれませんので存分に見て行ってください。」


ユキミさんの言葉を受けてラッキー達は飾られている装備品を見ていた。剣に槍、大剣に斧から大盾や皮鎧、腕輪まで何でも揃っていた。


「おう。またせたな。お前達が領主様が言ってた冒険者か。」


奥から出て来たのは髭もじゃで身長の低い男性だった。


「ドワーフ!?」


「ドワーフを見るのは初めてか坊主?なんだ領主から何も聞いてないのか?しょうがねぇなあの領主は。俺がこの鍛冶屋の店主のブロッターだ。まあこの国じゃドワーフは珍しいからな。」


(この鍛冶屋はドワーフがしてるのか。たしかドワーフって鍛冶が得意な種族って本で読んだ事があるけど実際に見るのは初めてだ。)


「すいません。初めてだったので・・・。」


「良いって事よ。珍しいのもわかってるからな。それでお前さんがミスリルの装備を作ってほしいってんでよかったか?」


「あっはい。これになります。」


ラッキーはマジックバッグからミスリルの塊を取り出した。


「おー!!これは見事なミスリルだな。こんな上等なミスリルを見るのは久しぶりだな。それで・・・ラッキーだったな。ほしいのは剣でよかったのか?」


「はい。最優先で欲しいのは俺の使う剣です。それでこのミスリルでどれぐらいの装備が作れるかわからないかったんで、それ以外は相談しようと思ってました。」


「そうだな。ラッキーの剣以外にも色々できるが、何がしたいかによってつくる物は変わってくるぞ。」


「私とマリアは魔法を使うわ。ミスリルは魔法を使う時の良い触媒になるって聞いた事があるわ。やっぱり武器を作った方がいいのかしら?」


「嬢ちゃん達は魔法を使うんだな。そうだなミスリル製のロッドもしくは、杖ならミスリル型の腕輪なんかがおススメだな。」


「私は杖を使うのでミスリルの腕輪がいいかもです。」


「そうね。私はロッドでもいいけど、ミスリルの腕輪もオシャレでいいわね。私も腕輪にするわ。ラッキーも腕輪を作ってもらいましょ。」


「俺もか?」


「ええ。せっかくだからみんなでお揃いにしましょ。」


といいつつ、転移魔法を使うならミスリルの腕輪があった方がいいかもしれないでしょ。とシルフィーが小声でラッキーに伝えた。


ラッキーはその事を了承した。


「そうだな。じゃあ俺のミスリルの剣と、ミスリルの腕輪を俺とシルフィーとマリアの分、それに・・・リルにはミスリルの首輪なんかどうだ?」


『おー俺もみんなと一緒だぞー。』


「わかった。そうだな。防具までは難しいそうだが余ったら何本かナイフを作ればいいか?」


「はい。それでお願いします。」


「素材持込でもけっこうお金はかかるが大丈夫か?」


「はい。それは大丈夫だと思います。ちなみにどれぐらいで出来上がるんですか?」


「そうだな。今は特に急ぎでするものもないし、それでも10日ってとこだな。」


「わかりました。10日後に又きます。」


その後、剣の大きさや、腕輪の大きさなど細かい打合せをして、ラッキー達は宿へと帰るのだった。

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