第83話 10連モンスターガチャスキル10回分で・・・
ギルドで待ち合わせをして、今回のダンジョンでの成果を分けたラッキー達とサフィーネ達はギルド併設の酒場で軽く食事をしながら雑談をしていた。
「それにしてもラッキー様々だね。一緒に回った5日間だけで1ヶ月分ぐらいになったもんね。」
「そうだな。さすが・・・さすがレアドロップハンターだな。」
「あんまりちゃかすなよ。それと・・・俺の事は秘密で頼むぞ。やっかい事とかゴメンだからな。」
「わかってるさ。それにドロップアイテムを売るときはアタシ達がうまく教えてやっただろ?」
ギルドでダンジョンのドロップアイテムを売るときにサフィーネから提案を受けて、スペシャルキャンディと敏捷の腕輪は全てを売却しなかった。一度に出すとギルドや他の冒険者から色んな意味で目を付けられる可能性があったからだ。
スペシャルキャンディは状態異常の回復として使えるし、敏捷の腕輪もギルドに売却しなくても冒険者仲間に売ったり、ほしがってる商人に売る事もできるので、今回は2個ずつしか売却しなかった。
レアドロップ品をあまり売却しなかったので、売却金額こそ多くはなかったが、今後、ちょっとずつレアドロップ品を売却していく事で、普段より大きな結果を出す事ができていた。
「まあな。それはまあ助かったけど。それで、サフィーネ達は明日からどうするんだ?」
「アタシ達はいつもダンジョンから帰還したら1週間休みにしてるんだ。だから今回も1週間は休みだね。その後は又ダンジョンに向かう予定だな。ラッキー達はどうするんだ?」
「ああ。俺達はレベル上げの為にここに来てるからな。ちょっと休むかもしれないが、その後はダンジョンに行ってレベル上げだな。」
「そうか。なら時間を合わせて模擬戦をするか?」
「いいのか?休みにするんだろ?」
「休みと言っても全くなにもしない訳じゃないさ。少しは身体を動かしておかないと鈍ってしまうし。それに模擬戦するって約束だっただろ?」
「ああ。ちゃんと覚えててくれたんだな。助かるよ。そうだな。俺達も次にダンジョンに行くために買い物とかもあるから明日と明後日の午前中に模擬戦をお願いしていいか?」
「ああ。かまわない。」
「私も大丈夫だよ。」
「私も大丈夫です。」
サフィーネ達と模擬戦の日程を決めて、カラースライムの件で散々いじられた後、ラッキー達は宿屋に戻った。ラッキーが、シルフィーとマリアとリルに、サフィーネ達との話合いが終わったらモンスターガチャスキルの事で相談があると伝えていたからだ。
宿屋に戻った3人はラッキーの部屋に集まった。
「それでラッキー?相談っていうのは昨日のカラースライムの事よね?あれだけ倒したんだもの。きっとモンスターガチャスキルもかなりストックが貯まってるんでしょ?」
「カラースライム部屋を20部屋攻略しましたから単純計算で2000体の魔物を倒しましたから200回モンスターガチャスキルが貯まってるんですか?」
『ダンジョンを出たから俺はオークを狩りに行きたいんだぞー。』
「2人の言う通りだ。昨日一日でEランクの10連モンスターガチャスキルが20回分貯まったんだ。使ったら素質かアイテムかパンが200個出る事になる。」
「「200個!?」」
「ああ。」
「改めて聞くと驚くわね。ほとんどがパンだから200個近くパンが出るって事よね?そんなに食べれないわよ。」
「そうですね。毎日食べてもきっと腐ってしまいます。それはもったいないですね。どうしましょうか。」
「それもあって相談があったんだ。実は・・・。」
ラッキーは、今回10連モンスターガチャスキルを20個ストックした事で現れた新しいアナウンスについて説明した。
それは・・・
10連モンスターガチャスキル10回分を1ランク上の10連モンスターガチャスキルに変更できるというものだった。
今回取得したモンスターガチャスキルのランクはEだ。ランクアップすると、ランクはDになる。
モンスターガチャスキルは今まだEランクかFランクしか使った事が無かったのでランクアップすれば初めてのDランクのモンスターガチャスキルになる。
「なるほどね。ランクアップか・・・。それは興味深いわね。そうね。ランクの高い方が良い素質や良いアイテムが手に入るだろうし私はランクアップに賛成よ。」
「私もDランクは気になります。ただ、10連ガチャスキルは必ずアイテムか素質が手に入るんですよね?ならEランクを数多く使う方がいいんじゃないですか?」
(そうなんだよな。どっちも一長一短あるんだよな〜。でも・・・)
「多分なんだけどEとFランクのモンスターガチャスキルにはあまり素質がない気がする。だから俺が更に強くなる為には、Dランクに掛けてみるのもいいと思う。」
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結局、アクアダンジョン17階層にいけばモンスターガチャスキルはすぐに貯める事ができると言う事で今回はランクアップさせたガチャスキルを使う事にした。
ラッキーがDランクの10連モンスターガチャスキルを使う。
1回目
「白ね。」
「白ですね。」
白い光はよく見る光だった。出てきたのは・・・
「ポーション?いえポーションよりも色が濃いわ。」
図鑑でアイテムを確認すると、それはハイポーションだと言う事がわかった。ランクが上がると手に入るアイテムも良いモノになると確信したラッキーは続けてDランクの10連モンスターガチャスキルを使う。
すると・・・
今度は金色の光が目の前に現れるのだった。




