表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります  作者: ベルピー
第一章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
8/160

第8話 魔物を倒せ!!激突スモールラビット!?

ギルドの資料室に向かったラッキーはいつも薬草採取をしている草原と草原を越えた先にある森に出る魔物について調べていた。


「さて・・・さっそく魔物について調べるか・・・。何度も草原には薬草採取に行ってるから草原に出てくる魔物については把握してる。後は今の俺で倒せるかだよな・・・」


ラッキーは資料室で魔物のステータスや特徴、弱点について見ていく。


「草原に出てくるゴブリンやスライム、スモールラビットなんかは俺でも倒せそうだな。ステータス面でも問題ないし、それに鉄の剣と皮の鎧も装備してる。草原から出て森に行かない限りは大丈夫だろ。」


草原に現れる魔物はスライム、ゴブリン、スモールラビットだ。たまに森からウルフやオークなどが出てくる事もあるが、森に近づかなければ問題ない。


もちろん、ゴブリンは集団で現れる事もある。ラッキーが問題ないと言ったのは魔物が1体で現れた場合である。


「気を付けないと行けないのはオーク単体とウルフの集団、それにゴブリンの集団だな。焦らずに行けばいけるはずだ。よし!!今日の目標は魔物を10体倒してモンスターガチャのスキルを使う事だ。それに、魔物を倒せば報酬ももらえる。薬草採取だけじゃその日暮らしのままだったからな。」


草原の魔物について調べたラッキーは、装備品を再度確認して、草原に向かった。


「とりあえず薬草採取を終わらせるか。」


ラッキーはいつものように薬草採取を行う。毎日毎日薬草採取をしていたラッキーに取って、薬草採取は慣れたものだった。今ではもう毒草や雑草を取る事もないので、魔物を警戒しながら薬草採取に励んだ。


すると・・・


「おっ!!スモールラビットだ!!しかも1匹!!ちょうどいいじゃん。」


草原をピョンピョン飛び跳ねるスモールウサギを見つけた。

スモールウサギを発見したラッキーは鉄の剣を握りしめ、徐々に距離を詰める。


スモールラビットに近づいて行くとき、スモールラビットもラッキーに気づいたようで、ピョンピョンとラッキーに向かってきた。


「落ち着け!!ただのウサギだ。大丈夫だ俺!!昔からウサギは何度も狩っただろ!!」


ラッキーは子供の頃から護衛の騎士とともにスモールラビットはよく狩っていた。もちろん騎士達のフォローがあっての話だが・・・。ラッキーは剣を握りしめてスモールラビットが来るのを待ち構えた。


そして・・・


スモールラビットの突進にタイミングを合わせて、両手で持った鉄の剣を思いっきり振り下ろした。


タイミングはバッチリだった。


鉄の剣を受けたスモールラビットは「キュー!!」という叫び声をあげて吹き飛んでいった。


「やったか?」


ラッキーは吹き飛んでいったスモールラビットを凝視する。


すると頭の中で声が聞こえた。


『Fランクの魔物一体討伐を確認しました。モンスターガチャスキルの使用まであと9体です。』


「おおーーー!!神様の話は本当だった!!10体倒せばモンスターガチャスキルが使えるんだ。しかも魔物を倒したかどうかもこれでわかるぞ。」


夢で聞いた話はウソではないと思ってはいたが、頭の中にアナウンスが流れた事で新しいガチャスキルを使えると確信したラッキーはハイテンションになった。


ラッキーは先ほど倒したスモールラビットに近づく。


「討伐を確認したって言ってたから倒してるよな・・・。うん。ちゃんと死んでるな。スモールラビットの討伐証明は丸い尻尾だったな。それに毛皮と肉を素材として引き取ってくれるって資料には載ってったっけ。」


魔物討伐は、魔物の討伐で報酬を得て、更に、魔物の素材の売却で報酬を得る事ができる。要は魔物討伐は冒険者にとってとてもおいしい依頼なのだ。


もちろん命を賭ける必要があるので、ハイリスクハイリターンではあるが・・・。

そして、魔物の素材をギルドまで持帰る事が前提になるが・・・


「解体なんかしたことないからどうやって毛皮と肉を取り出せば良いかわかんないや。ギルドに持って行けば解体してくれるんだろうか?だけど何匹も持って移動なんてできないよな。たしか子供の頃はマジックバックがあったからそれに入れてたよな~・・・。は~。さすがにマジックバックは高すぎて手が届かないな。」


ラッキーは解体の仕方をギルドで教えてもらおうと思い、とりあえず血抜きだけする事にした。


そして、討伐証明である尻尾を切り取り、血抜きをしたスモールラビットをその場に置いて次の魔物を探す事にした。リュックは持ってきていたが薬草がすでにパンパンに入っており、スモールラビットを入れる余裕はなかった。


「とりあえず今日は魔物を10体倒そう。スモールラビットだったら素材はあきらめるしかないか・・・。討伐証明の尻尾だけ集める事にしよう。」


ラッキーはその後、薬草採取はほっぽり出して魔物討伐に精を出した。


自分一人で魔物を倒せる事がわかったので、そこからのラッキーは積極的に魔物を探し討伐していく。


『Fランクの魔物一体討伐を確認しました。モンスターガチャスキルの使用まであと8体です。』


『Fランクの魔物一体討伐を確認しました。モンスターガチャスキルの使用まであと7体です。』


『Fランクの魔物一体討伐を確認しました。モンスターガチャスキルの使用まであと6体です。』



『Fランクの魔物一体討伐を確認しました。モンスターガチャスキルの使用まであと1体です。』


『Fランクの魔物一体討伐を確認しました。10体の魔物の討伐を確認しました。平均討伐ランクはF。Fランクのモンスターガチャスキルを使用できます。』


「やったぞ。魔物を10体倒した!!。」


一日草原で魔物を探して、倒すを続けたラッキーは見事に10体の魔物を倒す事に成功した。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ