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ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります  作者: ベルピー
第一章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
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第22話 神界でラッキーの素質取得を喜ぶミラとマラは・・・

「ラッキーに二つ目の素質が手に入ったわね。」


「うん。よかった。」


「それにしてもラッキーって本当運が良いわね。一つ目の素質が剣術で次が気配察知でしょ。見事に冒険者にとって必要な素質が手に入ったわね。もしかしてミラがなんかした?」


「何もしてないよ。でも・・・。ラッキーさん。魔物の居場所がわかればいいってずっと言ってたから、そんな素質が出たらいいな~。とは思ってた。」


「ミラの願いが通じたのかもね。」


「うん。」


(それにしても剣術に気配察知か・・・。こんなに都合よく必要な素質が手に入るモノかしら・・・。どちらもノーマルランクの素質ではあるけど、成長すればかなり良い部類に入る素質だわ。ラッキー自身の運の良さなのか。ミラの効果なのかはわからないけど、どんどん良い方向に向かってるわね。)


ラッキーの手に入れた素質は正直よくある素質だった。


剣術に関して言えば、素質を持っていなくても鍛錬すれば剣はうまくなる。

そして、気配察知に関してもそうだ。素質がなくても魔物の位置を感じ取る者はこの世界に数多くいる。


では素質がどのように影響を与えるかと言えば、その者の成長率だ。


例えば、素質を持たない冒険者が一生懸命に訓練をして気配察知を極めても察知できる範囲は30メートル程だろう。これに対し素質を持つ者が訓練をすれば300メートルは察知できるようになる。


マラが成長すればかなり良い部類と言ったのはこういった理由からだった。


「それにレベルアップもしてたじゃない。しかも今回もオール10アップ。ラッキーは、レベルが上がったらステータスは10上がるって勘違いしてるみたいだけど、これはすごい事よ。」


「うん。」


「だってこの世界のレベルが上がった時のステータスの平均上昇値は5よ。だからレベルが100になった時のステータスの上昇値は平均500よ。それに対してラッキーの場合はレベル100になったら平均で1000上がる計算になるわ。」


「そんなに違うの?」


「もちろんよ、わかりやすく言うと、ラッキーがレベル5になればノーマルランクの素質持ちと同程度のステータスになるわ。そして、レベルが10になればレアランクの素質持ちと同程度のステータスに、レベルが15になれば激レアランクの素質持ちのステータス以上の数値になるわ。」


「そんなに・・・」


「ええ。これは異常よ。正直ラッキーは素質なんか手に入れなくてもレベルアップさえ上げて行けばこの世界で最強になれるわ。しかも圧倒的にね。」


「ラッキーさん・・・すごい。」


「まあステータスの件は運の数値が500を超えてるからできる事だから、他の人には絶対無理ね。要はミラのお陰って事ね。」


「私は何もしてないよ?」


「そんな事ないわ。ミラがこの世界に初めて素質を授けた。それもこの世界で一番優秀な素質を。そんなミラが素質を授けた子がラッキーよ。そして、ラッキーは通常上がるべきステータスの数値が全て運だった。しかも上限が99なのに500もあがった。それは全てミラのお陰よ。」


「どういう事?」


「今までは不遇だったけど、ミラのおかげでラッキーの未来は明るいって事よ。」


「・・・よかった。」


(マリアに聖女の素質を授けたり、剣聖の素質を授かったメルトを監視したりミラの為にしてたけど無駄になるかもね。これならラッキー自身の力だけで困難を吹き飛ばせるわ。更に言えば英雄になれるかも・・・。そうなるとミラの位も上がる。心配しすぎたのかもね。)


2人がラッキーの事を見守っていると、モートンが声を掛けてきた。


「ミラ。また下界を覗いてるのか?俺もこの前見たけど、俺が素質を与えたメルトは公爵家の養子としてうまくやってるみたいだぞ。それにマラが素質授けたマリアと婚約が決まったみたいだな。」


「モートン・・・。あんたそれをミラに言ってどうしたいの?ミラが素質を授けたラッキーは公爵家を追放されたのよ?」


「わかってるよ。ミラ。俺がメルトに神託を出してラッキーを公爵家に戻してやろうか?公爵家に戻れば今よりもっと良い生活ができるだろ?どうせ追放されてからその日暮らしの冒険者なんかをやってるんだろ?そんな生活見てて楽しいか?俺ならミラを助けてやれる。」


「モートン。私はラッキーさんを信じてる。ラッキーさんは今の生活を楽しんでる。モートンに頼る事はない。」


「!?ミラの素質がすごいって事を知ってるのは神界にいる神達だけで下界はラッキーの事を無能と思ってる。俺が助けなかったらラッキーは死ぬかもしれないぞ?」


「ラッキーさんは死なない。」


「ふん。そうかい。なら頼まれたって神託はしてやらないぞ。後悔しても知らないからな。」


「モートン。もしかしたら後悔するのはあなたかもよ。」


「ふん。精々不遇なラッキーを見続けるんだな。」


そういってモートンは去って行った。


「姉さん・・・」


「ミラ。安心しなさい。あなたも毎日ここから見てるから知ってるでしょ。ラッキーなら大丈夫って。」


「うん。」


(それにしてもメルトとマリアが婚約か・・・公爵家と子爵家では身分の差からマリアが婚約を破棄する事は難しいわ。なんとかして上げたいけど・・・。私からマリアに神託を出してもマリアは何もできないわ。マリアが子爵家を出るかメルトが公爵家で失脚するか・・・。それかラッキーが名を上げていくか・・・か。まあ今は見守るしかないか)


ハイテンションのラッキーを温かい目で今日もミラとマラは見守るのだった。

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