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ガチャからは99.7%パンが出るけど、世界で一番の素質を持ってるので今日もがんばります  作者: ベルピー
第一章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
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第16話 一方その頃、いつもの神界では・・・

「ラッキーさん。すごい怒られてる・・・」


「ミラ。あれは全面的にラッキーが悪いわ。それに怒ってくれた方がラッキーの為になるわ。剣術の素質を得た事でこれから剣を使う事が多くなるもの。壊れる前に見つかったのもよかったし、手入れの重要性をラッキーが知れた事も大きいわ。」


「うん。でも、ちょっとかわいそう・・・」


ミラとマラは神界から、武器屋の店主に怒られてるラッキーをリアルタイムで眺めていた。


「私達は、見守ることしかできないから、ああいう人は貴重よ。これからもドンドン、ラッキーを応援してくれる人が増えれば、ラッキーも順調に成長していくわよ。」


「うん。ラッキーさん。ツイてる。」


マラはラッキーの剣が日に日に汚くなっていき、さび付き始めているのに気づいていた。だが、それをミラに伝えるとミラが無理して力を使いかねないと思い黙っていたのだ。


「本当にそうね。昨日は剣術の素質を得たし、今日は叱ってくれる人に出会った。ラッキーの運の良さはヤバいわね。ラッキーの運の良さなら、デイリーガチャスキルから素質が出るのも時間の問題ね。あっでもその前にモンスターガチャスキルから何個も素質が出るかもしれないわね。」


「次は魔法の素質が出るといいな・・・」


「そうね。魔法が使えると便利だわ。いずれはラッキーも魔法の素質の一つか二つは出るでしょうけど早い方がいいわね。」


この世界では【素質】の恩恵は絶大だ。皆が15歳で天職の儀を行うのだが、そこで【素質】を授かった者は基本的に【素質】が伸びるように、より効果が発揮するように努力する。


15歳から努力をする者と20歳、25歳と遅くから努力する者では、成果が断然違う。


しかし、ラッキーの場合は複数の【素質】を得る事ができる。マラはその点を心配していた。この世界での魔法はとても便利だし、威力も高い。


だが、ラッキーが魔法以外の【素質】を先に授かってしまうとその【素質】を伸ばそうと努力するだろう。


もちろん努力が悪いわけではない。しかし、時間は有限だ。

魔力の鍛錬を10する人に対し、複数の素質があるために魔力の鍛錬が1しかできないならその結果は誰の目で見てもわかるだろう。マラはその点を心配していたのだ。


「ラッキーさんならきっと大丈夫。私が応援してる。」


「そうね。剣術だってきっとラッキーが普段魔物を倒すのに剣を使っていたから剣術を望んだ結果、剣術の素質が出たのかもしれないしね。そう考えると次はきっと魔法ね。ラッキーの望み通りなら火魔法か水魔法ね。」


「危ないから治癒魔法が私はいいな・・・。」


「魔法の中でも出やすい魔法と出にくい魔法があるから、その辺はわからないわね。水魔法だったら、回復魔法が使えるから水魔法が出ればいいかも。でもラッキーの運の良さなら四大属性をすっとばして光魔法とか覚えるかも。」


魔法の素質の種類は多い。


火魔法、水魔法、風魔法、土魔法の俗に言う四大属性の魔法の素質に始まり、

闇魔法、光魔法、雷魔法、氷魔法、治癒魔法の上位属性の魔法の素質。

更に、好きなだけアイテムを仕舞う空間を作を作ったり、好きな場所に一瞬で移動できるようになる空間魔法なんかもある。


素質のランクで言えば、


四大属性を一つ授かるのはノーマルランク

四大属性を二つ授かるのはレアランク

四大属性を三つ以上授かるのは激レアランクに分類される。


上位属性である闇魔法、光魔法、雷魔法、氷魔法、治癒魔法、空間魔法といった四大属性以外の魔法は、


一つ授かるのはレアランク

二つ以上授かるのは激レアランクに分類される。


そして、この世界では


ノーマルランクを授かる人間が全体の87%

レアランクを授かる人間が全体の10%

激レアランクを授かる人間が全体の3%である。


ラッキーの超激レアランクは確率を外れて現れた素質だった。


「うん。ラッキーさんならありえる。明日は素質出るかな・・・」


「武器はメンテナンスの為に預けたから明日は依頼を受けないでしょ。なら明日はデイリーガチャスキルしか使えないわ。正直、デイリーガチャスキルからは明日はパンが出ると思うわ。だって0.3%の確率だもの。」


「うん・・・」


「毎日素質出ないかなって思いながら見守るとミラの方がもたないわ。ラッキーと同じように今日はどのパンが出るんだろう?ぐらいの気持ちで見守るべきよ。」


「うん・・・。わかった。私もやきそばパン食べてみたい。」


神界にいる神達は食事を必要としていない。もちろん食べる事はできるのだが、必要性がないのだ。


「そうね。ラッキーはおいしそうにやきそばパン食べてたものね。私もいくつかは食べた事があるけどおいしかったわよ。」


「うん。」


(まあラッキーの今の感じなら順調に成長していくわ。それこそミラの格を上げていけるほどに。そうなったらミラには下界に遊びに行かしてもいいかもしれないわね。後で父さんに相談してみよう。)


嬉しそうにギルドに向かうラッキー、

おいしそうにパンを食べるラッキー、

怒られてシュンとしてるラッキー、

切り替えて前を向くラッキー、


毎日毎日、色々な表情をするラッキーは見ていて全然飽きなかった。


今日もミラとマラはラッキーを神界から見守るのだった。

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