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短編と長編
自分の作品について思うこと。
長編を書くのが好きだ。
沢山の設定を詰め込めるし、色々なキャラが出せるし、話を深められる。
(自分の場合は気のせいかもしれないけれど)
でも、短編が書けないのは悔しかった。
長編は書き終わった達成感を味わうまでが長過ぎるし、
途中で他の話が書きたくなったりもするし。
ずっと、短い文章で、起承転結が出来る人を羨ましがっていた。
そこで書き始めたのが、「騎士になりたかった魔法使い」。
短編連作だ。
これなら長編でもあるけれど短編でもある。
一つの話を書き終えるたび、ちょっとだけ充足感がある。
短い話の練習にちょうど良い。
ただ、一つの話が長くなりがちなのが、最近の悩み。
やっぱり自分は長編向きなのだなと、
推敲の大鉈を振るいながら落ち込む。
そんな時は、ネットで短編小説の定義を調べて、
ネガティブな考えを修正する。
ただ、ジャンルによっても
定義は変わってくるのかなと調べながら思った。
完結した拙作「家出物語(仮)」は中編だと思い込んできましたが、定義に嵌めるとまだまだ短編の範疇らしくてビックリです。