自作品語り(2)
「扉の少女」が最初の小説なのは間違いないのに、
そのあとは残念ながら曖昧だ。
コメディ系作品を三つ書いたのだけれど、
いずれも大学生から社会人になった時期に書き始めたようで、
ハッキリとした順番が思い出せない。
(以下はその前提でお読みください。)
今回は「家出物語(仮)」。
これもスタートは共作だった。
交換小説にチャレンジしたいという知人に賛同して始めた。
とある理由で城から飛び出した王女と、
王女を拾ったせいで騒動に巻き込まれる、
幼馴染みの王子のドタバタコメディだ。
知人がざっくりと配役を決め、王子と王女の名前は私が決めた。
ところが、交換小説はかなり初期にとん挫した。
お互いに忙しくなったせいで、自然消滅してしまった。
ではどうしたかというと、数年後にホームページで私が完成させた。
もちろん、知人には了解を取って。
途中やめになっていたのが何年も心にひっかかっていたからだ。
その際、かなり改稿を加えているけれど、
もしかしたら分かる人にはどこが切れ目か分かるかもしれない。
今となってはその知人との繋がりは切れてしまって、
もう連絡は取れない。
完成した作品を一番読んで欲しい人に
読んで貰えないのはかなり寂しい。
投稿サイトに載せることで気付いてくれないかなと思っている。




