お話のひと区切り
お話には小さな区切りがある。
お話全体の終わりじゃなくて、
「第〇章」だったり「第〇部」と付けたり、とにかく一旦、
ひと息つける場所や単位のこと。
延々と区切らない人もいれば、こまめに章立てをする人もいる。
区切った方が、書き手も読み手にも分かりやすくはなる。
でも、その場所を失敗すると、
お話の大事な空気を壊してしまうことがある。
私はぶつぶつと短く区切ってしまう方だ。
管理しやすいし、一つの塊が長くなり過ぎると、
片付けたくなってウズウズする。
現実の片付けでも物が多くなると捨てたくなるし、
パソコンのデータも無駄に細分化してしまう性質だ。
私生活も仕事も関係がない。もう性分なのだと思う。
文章ひとつ取っても、やたらと句読点を打つクセが抜けない。
あまり入れるとリズムが悪くなると分かっていて、やめられない。
一種の恐怖症なのかもしれない。
昔、原稿用紙2枚以上に渡って「。」が来ない文章を読んで、
物凄く困惑したことがあって、
またああなるのも、読み手にそんな気分を味あわせるのも怖いのだろう。
みんな程度は違いこそすれ、同じなのかな?
ちょっと気になっている。
句読点カウンターがあったら、自分は凄そうだなと思う今日この頃です。




