第1話 勇者目覚める??
勇者はとある村の宿で目を覚ました。
だが、勇者は生き返った事よりも何故自分の体が性転換しているのかに驚き、体のそこら中をタッチした。本来あったものがなく、無かったものがあるのに悲しくなってしまった。
だが、勇者には、使命がある。そう心に決めまた歩き出す。勇者...
だが、宿を出た時、勇者は唖然としました。何故なら、色んな苦悩を乗り越えて魔王の居た古城に辿り着いたというのに、そこは、スタリ村つまり、魔王の居た古城から、1番遠い村だったのです。
すると当然勇者が、
「魔王なんて、もう知らない!」
と言い、宿に篭ってしまいました。
そう、つまり勇者はただをこね始めたのです。そんな時、扉の外から勇者を呼ぶ声が聞こえてきました。それは、懐かしい声で勇者が知っている人物でした。勇者は、その事に喜び扉を開けようとする勇者。だが、勇者はハッと我に返りました。何故なら、自分が死んだのにもかかわらず、他の7人の魔女が生きているはずがないと、だから、外に居るのは、勇者の知っている人物ではないと勇者は思い、扉から距離を取りました。
だが、それでも、勇者を呼ぶ声が聞こえてきて、勇者はたまらず、扉を開けました。だが、勇者の目の前には、勇者がはじめに、仲間にするはずのユナが立っていた。するとユナが...
「やっと、出てきてくれましたか。ところで、貴女様が、勇者様ですか?」
と笑顔で問いかける。勇者はその問いに対して、
「いえ、勇者ではありません。」
と、嘘をつきました。するとユナが、
「そうですか...残念です。失礼しました。」
と、しおらしく立ち去って行きました。
それを見て、勇者はとある事を思い出します。それは、はじめに仲間になったユナが魔王に敗れる前に言っていた一言です。それは...
「私は諦めませんよ。いつだって貴方が立ち上がってくれると信じています。」
その言葉を当時聞いた勇者は何の事かさっぱりわからなかったが、今、その全貌が明らかになり、勇者は諦めかけていた魔王討伐のため、ユナを追いかけるべく今、走り出したのです。
次回!! 勇者が知ってるユナと知らないユナ