3.妊娠男子
「ん、んん…⁉︎⁉︎」
どこだここ…昨日の記憶が全然無い。谷崎と飲みに言ったところまでは覚えてるんだが…。
「おはようございます先輩」
「うおぉっ、お、おはよう」
「もうすぐ出ないと会社遅刻しますよ。朝ごはんとか無くてすいません…」
「な、なぁ谷崎なんで俺はお前の家にいるんだ?」
「先輩、昨日酔い潰れて終電の時間過ぎてたんでうちに連れて帰ってきました」
「そうか…すまんな」
俺、酔うと大変な事になるんだよなぁ。変なこと言ってないといいけど。
「なんだあのクソじz…ゴホンっ相川さんは相変わらず人使い荒いな」
「なんですか先輩ダジャレですか?」
「あぁ…って違うわ!つか谷崎また手伝ってくれんの?」
「もちろんです、こんなのとっとと終わらせちゃいましょう」
いいよなぁ仕事もできて、イケメンで、気もつかえる…あのクソ相川よりよっぽどマシだ。
「じゃあ終わったらまた飲みいくか」
「先輩の奢りで〜」
「へいへい」
「ぷはー!やっぱ仕事終わりの酒は美味いな!」
「ですね」
コイツいつもあんまり飲まないけど酒苦手なのか?
〜数時間後〜
「先輩…大丈夫ですか?顔真っ赤ですよ」
「あぁぁもう帰んのめんどクセェからお前んち泊まらせろ…!」
「別にいいですけど俺何するかわかりませんよ」
「うっ、うぅ…いいよなんでも……」