最強の試練
彌生さんの案内で
ある場所につく私たち
「ごきげんよう。勇者さんたち」
すると電柱の上に立った
うちの姉鈴木燐がいた
薫「久しぶり~燐。俺たちの都合を押し退けるとはあいわからずだな」
彌生「『魅了』の陽咲さんは見つけられず、『吸収』の光さんは死んでいて私たち三人みたいですよ」
燐「あら。そうなのね。」
そう言いながらゆっくりと降りてくる姉さん
京香「ごめんね姉さん。私の都合に巻き込んじゃって」
燐「本当はいない可愛い妹の頼みだもの。大丈夫よ」
スチャッと着地して私の頬をさわる姉さん
燐「頼みを聞くのはいいけど、あなたの実力を見たいわ。少し彌生と戦ってくれない?」
彌生「なんで私!?」
えぇぇぇ!?この人と戦うの!?
確か姉さんの次に強いんじゃ・・・・
彌生「そうとなれば急がば回れ!いざ尋常に勝負なのじゃ!」
薫「それをいうなら善は急げだろ」
私の言い分は全然聞かず
彌生さんは私に襲いかかってくる
私はとっさに剣を抜き、彌生さんのパンチを全て防ぐ
彌生「どうしたー!守りだけじゃ勝てないぞ~♪」
な、なんか、どんどんくる振動が強くなってる気がする!
薫「前に言ったろ。それが『攻撃が当たれば当たるほど強くなる』能力者、強化の彌生だ」
ということは守るのじゃなく避けろってこと!?
無理無理無理!
彌生「さすが我の力!まだまだ味わうとイイ!」
京香「結構です!」
私はそう叫んでとりあえず彌生さんから少し距離を置く
そして私は剣を天に掲げる
京香「雷よ!私に力を貸して!フリーダムボルト!」
ジャンヌさんと戦ったときの技!
これなら少し勝機があるはず!
京香「いっけぇーー!」
ガン!と変な金属音がした
私のフリーダムボルトは
姉さんの人差し指と中指の間だけで止められてしまったのだ
燐「そこまでよ。京香」
京香「え?な、なんで?」
燐「あなたの実力は分かったわ」
そう言うと彌生さんはもうおしまいかと
肩をすくめる
私の技が簡単に止められたことに
すごく落ち込んでいると
燐「あなた、ここの中では最弱ね」
そんなことを言ってきた




