長女(猫)への冗談話。
人間同士ならふざけあったりして、冗談の言い合いなんてしょっちゅうだ。
言葉なんてどうせわからないと思いふざけていったそんな冗談が後に母から雷をくらうことを当時15才だった私はまだ知らなかった。
そろそろ飽きて、猫のゲージやトイレ掃除をサボるようになっていた私は彼女のトイレを毎日掃除していたのが、2~3日に延びつつあった。
からだが大きくなり、食べる量も飲む量も増えれば汚れるスピードもあがる。
6~7ヶ月になった長女は、そのころ朝4時に私の寝込みを襲うのが日課だった。
彼女にたいしての嫌がらせもあったのかもしれない。なんて心の狭い人間なんだ。
猫はもともときれい好きないきものだし、汚れたトイレを嫌う子も多くあちこちにそそうするこもいるらしい。
長女もそうだった。
トイレが汚れると洗濯済みの服にトイレをしたり、部屋のすみにしたりと様々でそのたびに怒られたりしていた。
一番問題だったのが、父の布団にしてしまうこと。
なぜだかしらないが、当時家にいた人間は7人のそのなかの父の布団だけにするのだ。
後に、長女の中で父が最も興味のない人間、どうでもいいと認識されていたことがわかるがそれはまた今度。
母に怒られ、トイレ掃除を定期的にするようになるもある日事件がおきる。
トイレの砂を全部捨て、トイレを綺麗に洗う日。
その日、新しい砂を楽しみたい長女はまだかまだかとそわそわしていた。
掃除をしていた私の回りをうろうろしていたので、邪魔だと思った私は、「トイレしたいなら、お父さんの布団にしてこい。」と言ってしまった。
そんなの冗談だ。
わかるわけがない。
私に母からの雷が落ちる。
本当に父の布団にしてしまったのだ。小も大も。
「長女はちゃんとわかってるんだから、余計なこと言うんじゃない!」
すみませんでした。私、謝るしかない。
長女はおとがめなし。
母からは「お姉ちゃんのいうことは聞かなくていい。」と、言われるしまつで、本当に2~3日私の言うことを聞かなくなってしまった。
それ以来、冗談でもそのセリフは言わないことにしている。
皆さんも気を付けたほうがいい。