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少女にされた魔王は、人助けをしないとミジンコになっちゃうそうです  作者: こーちゃ
最終章 魔界だよ! 全員集合!

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第15話 男なら、誰もがみんな憧れる

 クラフトとハーディが漫才をしている頃、ザムスが乗るガンニャムと対峙しているネム&ロロ、主にロロ。


「そっちのお姉ちゃんはただ見てるだけなのかい?」


 ロロに守られているネムに尋ねるザムス。


「ん? ネムが出るまでも無いかな〜って」


「言うじゃない。まあそりゃそうか。その可愛いお姉ちゃんが召喚獣って言うなら、君は戦う必要が無いもんね? てか、そもそも戦えないか〜、ゴメンゴメン」


「可愛いお姉ちゃんだなんて、照れるのです」


 可愛いという言葉に反応するロロ。


「そういう煽りは慣れっこだから大丈夫」


 ザムスの挑発を全く気にかけないネム。


「ふ〜ん。乗って来ないんだ? 子供なのに場数を踏んでるって感じだね? でも全く戦えないなら、足手まといになるの分かっててわざわざ敵地にやって来ないよね?」


 ニヤリと笑うザムス。


「何か奥の手を隠してるっぽいから、出させたくなって来たよ! 行け! ファンネル!」


 ガンニャムの背中に装備されていた無数の剣が、ロロでは無くネムに襲いかかる。


「ネム!」


 素早くネムの前に立ち、飛翔する剣を次々に叩き落として行くロロ。


「残念ながら土で出来てるからビームは出ないけどね! でも切れ味は抜群だよ!」


「確かにCファンネルみたいなのです! ユーキさんとパティさんが喜びそうなのです!」


「へえ……そのユーキとパティって人もガ◯ダムファンなんだ? じゃあ君達を倒したらその人達のとこに遊びに行こうかなぁ」


「ロ〜ロ〜!」


 また余計なことを言うなとばかりに、背後からロロを睨みつけるネム。


「はぅあっ! 背後から凄まじい殺気を感じるのです!」


「ユーキ姉様の所には行かせない! ロロ! 合体するよ!」


「ハ、ハイなのです!」


「合体⁉︎」


 合体という言葉に、目をキラキラさせるザムス。


 ロロがネムのすぐ前に立つと、2人を囲むように地面に魔法陣が現れる。


「魔装‼︎」


 ネムが叫ぶと、ネムとロロの身体が光に包まれる。そしてふたつの光がひとつに重なって行き、その光が消えると、少し成長した姿のネムが現れる。


「おおー‼︎」


 その様子を見ていたザムスが拍手をして喜んでいる。


「合体の瞬間に攻撃して来ないんだ? 何でじっと見てたの?」


 ザムスに尋ねるネム。


「そんな野暮な事はしないさー。変形合体は男のロマンだからねー」


「ユーキ姉様と同じような事言ってる? 敵で無かったら友達になれたかもね」


「そっかー。益々そのユーキって人に会ってみたくなったよ」


 完全にパティの存在を忘れているふたりであった。


「さあ! ひっさびさにいっくよ〜!」


 走り出す構えでグッと力を溜めたネムが、一気に走り出しガンニャムの懐に飛び込む。


「速いっ!」


「やあ!」


 左パンチをガンニャムの腹部に放った後真上に飛び上がり、右アッパーをガンニャムのアゴ目がけて放つネム。


「でやああー‼︎」


 大きく弾き飛ばされるガンニャム。


「グハアアー‼︎ な、なんてパワーだ⁉︎ さっきのお姉ちゃんの比じゃ無い‼︎」


 ネムのアッパーにより、ガンニャムの頭部が千切れ飛んだ。


「まだだ! たかがメインカメラをやられただけだ!」


「そのセリフ、聞いた事ある!」


 倒れたガンニャムに更に追撃を加えようとするネム。


「緊急脱出‼︎」


「えっ⁉︎」


 ガンニャムの上半身と下半身が離れ、残ったブロック状の塊が戦闘機の姿へと変形して行き、空高く飛び上がった。


「それも見た事ある……」


「お姉ちゃん達の熱い合体を見せてもらったからね! 今度は僕が見せてあげるよ! ニャートップ! ニャーベース!」


 ザムスが叫ぶと、森の奥から2機の戦闘機が現れた。


「ドッキング‼︎」


 3機の戦闘機が直線上に並びぐんぐん上昇しながらそれぞれが変形を始める。


「やっぱ見てないとダメだよね〜」


 その様子を地上からじっと見上げているネム。

 そして先程のガンニャムよりひと回り巨大な人型兵器が、ゆっくりとネムの前に降り立った。


「さあ、これが僕の奥の手! ガンニャムダブルニャーだ!」


「ニャが多いな〜」


「出し惜しみは無しで行くよ! ハイメガキャノン砲‼︎」


 ザムスが叫ぶと、ダブルニャーの額にある穴から大砲の球のような物が勢いよく飛び出した。


「危なっ!」


 それを難なくかわすネム。


「ビームを出せないのは残念だけど、手数で勝負だ! ハイメガキャノン砲! フルバースト‼︎」


 ダブルニャーの額から無数の球が飛び出す。


「ん〜、全部かわすのめんどくさいな〜。試してみよ」


 そう言うと、球をかわさずに両手で受け止めるネム。


「何ぃ⁉︎」


「うん。大した威力じゃ無いね。これなら!」


 かわす事をやめたネムが、両手で球を次々に弾き飛ばして行く。


「うそ〜ん」


 驚きを隠せないザムス。


「あれ?」


 何かに気付いたネム。


「ねえ! 君、なんかさっきよりちっちゃくなってない?」


「ギクッ」


 明らかに動揺したザムスが必死で誤魔化す。


「い、いやぁ? 君が成長したんじゃない?」


「どんな成長期よ!」




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― 新着の感想 ―
[一言] 合体はロマンはあるが実際のところ強度低下と故障率の増加を招く( ˘ω˘ )
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