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spade.  作者: 龍巳
5/12

踠いた学生

遊園地から帰宅したミコトは疲れた顔で布団にダイブした。

そのまま動かなくなって深い眠りへと落ちる。



久しぶりに、夢を見た。



揺れる長い黒髪、

自分よりも高い背丈。

にっこりと笑うその人が差し伸べた手をミコトは取ろうとした。


ずぶ、と。


足を引かれる。

黒い地面に落ちる。

息が出来ない。苦しいと踠く。

大量の虚無達がミコトの足を更に深い場所へと誘う。



「×××××!」



その言葉は、声に出なかった。



目が覚めると朝になっていた。

汗で濡れた体をシャワーで洗い流す。

…まだ、手が震えていた。

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