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残滓の欠片も無く
目付きの悪い学生がいた。
睨んではいない、しかしどうも睨んでいるようにしか見えない。
可愛げも無く生意気で協調性も無くネガティブで、
何の取り柄も無い青年だった。
そんな青年が、ある日を境に変わった。
豹変してしまった。
誰かが後悔した。
確かにそれは遅かったのかもしれない。
彼は満足出来なかったのかもしれない。
後悔したのは彼だったのかもしれない。
守り切れなかったのは確かでも、彼には彼の強い思いがあった。
「ミコト、」
でも今は幸せだろう。
愛する者に囲まれて、日々を暮らす。
どこか見知らぬ、誰も居ない場所で。
spade.2017年9月12日、完結。
長い間お付き合いありがとうございました！
捏造部分も多々ありましたがそこは目を瞑っていただいて
HAPPYENDなのかBADENDなのかは皆様のご想像にお任せします
ここまで閲覧本当にありがとうございました！！
