獣人
1.現在の獣人像
・人間と獣を足して2~10で割ったような容姿。一番人間の容姿に近いものは獣耳と尻尾が生えているだけの種族。逆に一番人間の容姿から遠いものは、二足歩行で服を着た動物、という感じである。
・身体能力が非常に高い。
・頻繁に見かける種族は犬・狼・猫・虎・獅子・兎・狐など。
・狐の獣人は、異なる原理体形を持った魔法を得意とする場合がある。それらは主に妖術と呼ばれ、服装などを中心に「和風」のイメージを強く持つ事が多い。
2.獣人の来歴
基本的に、世界中の神話・伝承・民話には「獣人」と呼べる種族は当たり前のように出てくる。
獣頭人身の神や怪物は、昔から人々の創作物で描かれて来た存在だ。
日本でも、「天狗」という存在が「獣人」に含まれるだろう。
しかし、これらを「ファンタジー世界の獣人」と呼ぶには少し違和感がある。
ファンタジー世界の獣人に最も近い存在は、「人狼」だろう。
人間が満月の夜に変化する、狼の容姿を持った狂暴な怪物だ。
人狼の由来については一旦割愛する。
さて、人狼がファンタジー世界に現れた事で、人狼の形態は少しずつ変わって行く。
「人間を襲う狂暴な怪物」から、「人間と友好的な種族」へ。
「直立歩行する狼」から、「より人間に近い姿の種族」のように、万人に受け居られやすい形へ変化していく。
そして最終的に、耳と尻尾と言う動物的要素を持った「狼獣人」が生まれる事になる。
これから更に、「狼の獣人がいるのだから、他の動物の獣人がいてもおかしくはない」という流れがあり、現在の「獣人」という種族へと変化して行ったのだ。
以上で獣人についての説明を終える。
一点、この文章に書いた内容はあくまでも現在の獣人像と、その獣人像の由来を(独自解釈だが)記載しているのみで、それ以上の事を語る物では無い事を覚えていてほしい。