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ドラゴン

 ファンタジー世界における種族の花形。別名はドレイク。


1.現在のドラゴン像


・容姿として最も多いのは、巨大な爬虫類。コウモリか鳥のような翼が生えており空を飛ぶ事もできる。東部には角やトサカが生え、鋭い爪と牙を持つ。

・口からは炎を吐く事が多い。比喩としては「鉄をも溶かす炎」。種類によっては吹雪、氷や水、雷、毒を吐く事もある。つまり何でも吐く。

・生態系の頂点、魔物の一種、世界の守護者、神の一柱など、立場は一貫しないが存在する世界では上位・最上位の存在として扱われ、人間からは畏敬、あるいは畏怖の念を込められる事が多い。

・ドラゴンを馬のように使う、「ドラゴンライダー」、「ドラゴンナイト」、「ドラグーン」、「竜騎士」と呼ばれる職業が出てくる事もある。大体は一国家の軍隊で、ドラゴンの種族特性もあって強力な部隊として描かれる。

・「ドレイク」の名前を持つ種族は、ドラゴンの劣化種として描かれる事が多い。強さはまちまちだが、大体は「ドラゴン程ではないが強敵」という認識だろうか。

・ドラゴンと一括りに言っても様々な種類が存在する。また、現実世界の神話に登場するドラゴンから名前を借りられている個体も多い。詳しくは後書きにて記載。




2.ドラゴンの来歴

 ドラゴンと呼ばれる存在には、大まかに分けると二種類存在し、基本的には西洋圏と東洋圏に分かれる。


 西洋圏では、北欧神話、あるいは北欧神話を主題とした英雄譚「ニーベルングの指輪」に現れる「ファフニール」のような、宝を守る、あるいは人間に害をなす怪物で、討伐される対象である事が多い。


 東洋圏では、中国神話の「青龍」が代表だ。自然神として描かれ、主に水を司る事が多い。

 こちらのドラゴンは、日本でも神社や仏閣で多くみられる。

 一般的には「龍」と書かれ、西洋圏の「ドラゴン」とは別の存在とされる事が多い。



 ドラゴンの名前の由来はギリシャ語で「ヘビ」を指す「ドラコーン」とされている。

 大昔のドラゴンは様々な絵画で、象などの大型動物を喰らう怪物として描かれていた。


 ドラゴンに対する認識が変わり始めたのはキリスト教による所が大きい。

 キリスト教は西洋諸国で絵画に描かれていたドラゴンを、自身の神話の中で、人間と敵対する強大な悪として、そして討伐の対象として描いた。

 この認識がキリスト教の広まりと共に拡散され、「ドラゴン=敵」という認識を生み出した。


 1977年、アメリカで初めてのTRPG※「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(略称:D&D)が発売された際、ドラゴンが強大な敵役として描かれた。

 このTRPGは後に発売される事になるコンピューターゲームに大きな影響を与え、その影響はアメリカだけでなく日本に対しても発生する事になる。

 日本においてRPGを広める事に成功した「ドラゴンクエストシリーズ」、「ファイナルファンタジーシリーズ」によって、ドラゴンという存在は一気に広まる。

 その後もドラゴンはファンタジー世界で名を広め、今日の地位を築いて行った。



 以上でドラゴンについての説明を終える。

 一点、この文章に書いた内容はあくまでも現在のドラゴン像と、そのドラゴン像の由来を記載しているのみで、それ以上の事を語る物では無い事を覚えていてほしい。

※テーブルトーク ロール プレイング ゲーム。

コンピューターを用いず、主にサイコロを使用し、書籍に書かれたルールに従い、定められた目標へ向かって全員でストーリーを進めて行く形式のゲーム。

日本でも様々な種類が発売されており、コンピューターゲームとは違った面白さで評価されている。

代表的な国産TRPGは「ソード・ワールドRPG」。




ドラゴンの種類として書かれるものが多い種類:

前肢が翼となっている「ワイバーン」。

手足が無い巨大な蛇のような「ワーム」、「サーペント」。

海に生息する海蛇「シーサーペント」。

翼が無い巨大なトカゲ「リントヴルム」。


ドラゴンの固有名詞に当てられる事が多い名前:

キリスト教の「リヴァイアサン」、「ベヒーモス(バハムート)」。

北欧神話の「ニーズホッグ」、「ファフニール」、「ヨルムンガンド」。

ギリシャ神話の「ヒドラ」、「ティフォン」、「ラドン」。

メソポタミア神話の「ティアマト」

アステカ神話の「ケツァルコアトル」。

マヤ神話の「ククルカン」。

ヒンドゥー教の「ヴリトラ」。

インド神話の「ナーガ」。

中国神話の「青龍」、「黄龍」

日本神話の「ヤマタノオロチ」。

また、現実で「無限」の象徴として描かれる「ウロボロス」。

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