サマータイムレコード
今回は、なるべく歌詞の部分を入れないようにしてみたのですが、
おかしなところがありましたら、すぐに言って下さい。
少し先の未来の話。
「お前は本当に危なっかしいやつだな。」
私の声が聞こえる。
「アハハ。気を付けるよ。」
ツキヒコは、笑いながら答える。
「シオン、大丈夫かい?」
娘に、問い掛ける。
「大丈夫だよ。お父さん、ありがとう。」
シオンは、今日も素直だな。
私は、あと何日こいつらと過ごせるのだろうか。
あと何回、この笑顔を見られるだろうか。
「さてと、次の任務に向かうか。」
キドが言ってる。
「え~、めんどくさ・・・くないよねっ!ごめんって。」
カノはいつも通りだなぁ。
「何言ってんすか、カノ。
早くしないと、置いて行くっすよ。」
セトは、行く気満々だ。
僕も、早く行こうかな。
「皆さん、今日は来てくださって
本当に、ありがとうございました。」
モモは、ライブをやりきれたみたい。
「歌ってるモモ、すっごくかっこよかったよ。」
マリーが、笑顔で誉めた。
「おばさん、思いっきり転んでたけどね。」
ヒビヤが、痛いところをついた。
「あ、あれはっ!えっと…、だ、段差に躓いただけだし!!あと、おばさんじゃないから!!」
「え、おばさんじゃん。」
「だから、おばさんじゃないー!!」
「ごっ主人~。早く行きましょうってば~。」
エネが、急かす。
「分かったから。ちょっと静かにしてくれよ。」
シンタローは、煩そう。
「これが静かにされますか?遊園地ですよ?ゆ・う・え・ん・ち!」
エネは、すごく楽しみなんだなぁ。
―文化祭の後―
「終わった~。疲れた~。」
貴音が、大きな声で叫んだ。
「お疲れ様、貴音。
あ、エネって呼んだ方がいいのかな?
さすがだったよ。」
遥は、ふわっとした笑顔で貴音を誉めた。
「だーかーら!
その名前で呼ぶな~!」
「え~、いい名前だよ?
閃光の舞姫 エネ だったよね?」
「うわーーーーー!!!!!!!!」
「ど、どうしたの?貴音。」
「ねぇ、ヒヨリ。今年は、夏休みの間に、プールに行こうよ。」
ヒビヤが、ヒヨリを誘おうとしているなぁ。
「え~。嫌よ、そんなの。」
ヒヨリは、あっさり断った。
「即答!?もう少し考えてくれても。」
「はぁ~。コノハさん、
今日会えないかな~。」
「わぁ~。そのパーカー、すっごく似合ってるよ!つぼみ。」
アヤノは、目をキラキラさせて誉めた。
「え。えへへ、そ、そうかなぁ。」
つぼみが、照れながら言った。
「うん!ほら、しゅうやとこうすけの分もあるからね。」
「わぁ~。いいの?」
しゅうやとこうすけが、尋ねた。
「うん、いいんだよ。」
「ありがとう、アヤノお姉ちゃん。」
「遊園地、行ってみたいなぁ。」
コノハが、呟いた。
「あぁ、そうか。コノハは前、行かなかったもんな。」
シンタローが、納得したように言う。
「じゃあ、今度の休みにでも、また皆で行っちゃう?」
カノが、提案する。
「いいんじゃないか?」
キドが、賛成した。
「おーい、遥ぁ。元気してるか?」
ケンジローが、聞いてきた。
「って、何書いてんの?」
貴音が、僕を見て言った。
「えへへ。今はまだ途中だから、完成したら見せるね。」
遥は、照れ笑いながら答えた。
「ふ~ん、まぁ頑張んな。」
貴音が、僕の背中を叩いて言った。
「う…。今回のテストの結果、ひどかった。」
アヤノが、しょんぼりしながら言う。
「今回…って、今回も…の間違いだろ?」
シンタローが、はっきり言った。
「あ・ん・た・は!もうちょっと、他の言い方ができないの?」
貴音が、シンタローに言い返した。
「仕方ないだろ?本当のことなんだから。」
「あ…、あ…は…は…。」
アヤノは、苦笑いしている。
「だ、大丈夫だよ。ほら、勉強会とかすれば。ねっ!遥。」
貴音がそれをフォローする。
「ここが私の家なんだよ。」
マリーが、照れながら説明する。
「久しぶりに来たっすね~。」
セトは、前にも来たことがあるらしい。
「本がいっぱいあるんだ~。」
モモは、不思議そうに見ている。
―マリーの家を一通り見た後―
「次は、どこに行くの?」
カノが、聞いた。
「いいから連いてこい。」
キドは、あっさり。
「疲れた~。」
シンタローが、呟いた。
「だから、おじさんなんだよ。」
ヒビヤは、ズバッと言う。
「お兄ちゃん!遅いよ~、もう~。
早く~。」
モモが、シンタローを引っ張ってる。
「お、おい!ちょっ!まだ、休ませてくれ!」
シンタロー、頑張んな。
―如月宅―
「ここが、シンタロー君の部屋なんだね~。」
カノが、茶化してる。
「うるさい!くそっ…!ほら、お前も来い。」
シンタローは、焦ってる。
「うひひひっ!」
エネは、笑ってる。
僕も、部屋…欲しいなぁ。
―学校―
「ちょっ!理科室はダメです!
やめて下さい、ご主人~!」
珍しく、エネが焦ってる。
「閃光の舞姫…だっけ?」
カノは、何か知ってるみたい。
「な、何で…知って…。」
エネ、すごい焦ってる。
「あはは。な~んて。」
カノが、調子に乗ってる。
―外―
「この公園、知ってる?」
ヒビヤが、聞いてる。
「ん?何なんすか?」
セトは、聞き返す。
「知らないならいいよ。ヒヨリ…。」
「あ…。」
「どうしたんすか?」
セトが、顔を覗きこむ。
「大丈夫ですか?ほら、行きましょう。」
モモは、手を引っ張ってくれた。
「お前も、メカクシ団の一員だぞ。」
キドは、優しく笑った。
「ピース。」
カノも、歓迎してくれてる。
「…、うん。」
僕も、答えた。
「秘密基地も、大人ぶった作戦も、
皆、きっとどこかで覚えてる。
いつかもう一度、
合図が鳴ったその時は、
「「「「「「「「「また、
どこかで。」」」」」」」」」
キド「お前はここにいてもいいんだ。」
セト「これからよろしくっす。」
カノ「ナンバー9だね。」
マリー「いつでもおいでよ。」
モモ「私達、待ってますから。」
エネ「私はあなたの味方です。」
シンタロー「コノハは、コノハだ。」
ヒビヤ「別に。嫌いではないけど。」
コノハ「皆、ありがとう。」
「さよなら…なんだよね。これで。」
マリーは、悲しそう。
「また、忘れちゃったりしないでしょうね。」
貴音は、心配性だね。
「大丈夫だよ。こんな話…きっと…
忘れないよ。」
モモは、心強いね。
「どうだろうね。明日になったら、
すっかり忘れちゃってたりして。」
カノは、お調子者だなぁ。
「いいんじゃないっすか?
もっと楽しい日々が来るなら。」
セトは、いつも優しいね。
「でも、またどこかで会うんでしょ。」
ヒビヤは、皆のことを信じてくれたね。
「もちろん、そのつもりだ。
じゃあ、そろそろ帰ろうか。」
キドは、いつも皆をまとめてくれた。
「あぁ。それじゃ…、また…。」
シンタローは、すごく頼りになってた。
「絶対、また会おうね。」
僕は、きっとこの話を…、
―――忘れない。―――
ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。
(´д⊂)‥
神ですわぁ。(///∇///)
ありがとうございます!!




