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星降る夜七十七の話

姫とキッケロと森の魔女

作者: 里芽

 昔々ある所に小さな国がありました。その国の王と王妃の間には、とても美しく、可憐な姫がおりました。


 国や王を守る騎士団の中に、一人の騎士がおりました。その騎士は姫をあらゆる災厄から守る役目をいいつかっておりました。

 騎士はとても強く、また心優しい男で。姫はその騎士のことを信頼し、とても大切に想っておりました。それは騎士も同じでした。


 国を、そして何より大事な姫を守る為には誰よりも強くならなければいけない。そう思った騎士は毎日欠かさず鍛錬をしていました。

 晴れの日も、雨の日も、風の日も、雪の日も。

 それは決して楽なことではありませんでしたが、姫のことを思うとどれだけ辛いことも乗り越えられるのでした。


 鍛錬が身を結び、騎士は国で一番強い人間になりました。けれど彼はそれだけでは満足しませんでした。

 更に鍛錬を続け、やがてこの辺りの国に彼より強い人がいなくなる位強くなりました。けれど騎士は矢張り満足しませんでした。

 恐ろしい魔物でさえ、彼にはもう敵わなくなりました。それでも騎士は満足しませんでした。


 強く、もっと強くならなければいけない。騎士は強さを求めました。

 いつしか騎士の頭の中は「強くなる」という言葉でいっぱいになりました。

 姫は何かにとり憑かれたかのように鍛錬を積む彼の姿を見て不安になりましたが、彼女には何も出来ませんでした。


 騎士は強さを求め、とうとう城の地下にある禁じられた書庫に忍び込み、誰も開いてはいけないという本を盗んでしまいました。その本には悪魔を呼び出す方法が書いてありました。

 悪魔はとても強い力を持っておりました。彼と契約を結べば世界で一番強くなれると騎士は思ったのです。


「悪魔よ、悪魔。私に力を貸しておくれ。私は誰よりも強くなりたいのだ」


「良いだろう。その代わり、お前のその体を私に貸して欲しい。それで契約は成立だ!」

 兎に角強くなりたかった騎士はその願いを聞き入れてしまいました。


 騎士の体は悪魔のものになりました。同時にその心も徐々に悪魔に乗っ取られていきました。

 悪魔の力を得て騎士は世界で一番強い人間になりました。


 しかし悪魔に乗っ取られていった彼は、徐々におかしくなっていきました。

 騎士は姫に近づいた者をことごとく殺すようになっていきました。誰も見ていないところで。


 姫と遊んだ動物、彼女に少しでも触れた者、姫に厳しく勉強を教えていた者、彼女に求婚した王子、皆、皆殺してしまいました。

 犯人が騎士であることを突き止めた頃には、沢山の人間が犠牲になっていました。


 騎士は捕らえられ、牢屋に入れられました。

 姫はそれを悲しみ、部屋の中で一人泣きました。


 その夜のことです。捕まったはずの騎士が、鍵がかかっていたはずの姫の部屋に忍び込んできました。姫はとても驚きました。そんな彼女に騎士は言いました。


「私は姫を守る為の強さを求めるあまり、禁じられた書を使って悪魔を呼び寄せてしまいました。私の体も心も、後少しで完全に悪魔のものになります。きっと私は魔王となって、この国を滅ぼすでしょう。姫、どうか貴方だけでも逃げて下さい。私は貴方のことをとても大切に想っておりました」

 そう言うと騎士は姫の答えも聞かず、どこかへと消えてしまいました。

 ほんの少し残っていた騎士の心。その心もきっと明日には完全に無くなってしまうのでしょう。


 姫は最初どうすれば良いのか分からず、しばらくの間呆然と立ち尽くしておりましたが、やがて決意を固めました。

 まず彼女は王のところへ行き、今聞いたことを話しました。ところが王は、その話を信じてくれませんでした。牢番が騎士は牢屋から逃げてなどおらず、ずっと牢の中に居たと証言したからです。きっとそれは只の夢なのだ、そう言いました。王は姫をなだめ、そして追い出してしまいました。


「いいえ、あれは絶対夢などではない」

 姫は決めました。もうすぐ魔王となる騎士を自分が倒すことを。


 まず姫は召使の部屋を訪れました。そして、彼女を説き伏せて、ぼろぼろだが動きやすい服を譲り受けました。次に、城で飼われている大きな鳥であるキッケロを鳥籠から出しました。キッケロは賢く物知りな鳥でした。


「キッケロ、キッケロ、私に力を貸しておくれ。悪魔にとり憑かれた騎士を倒す術をお前は知っているかい?」


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ。東の森の魔女を訪ねるといい、きっと良い方法を知っているはずです、キッキ、ケロ、キッケロ、キロ」


「キッケロ、キッケロ、私に力を貸しておくれ。私についておいで、そして東の森まで案内しておくれ!」


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ。お安い御用です。姫の為なら山越え、川越え、谷越え、キッキ、ケロ、キッケロ、キロ」


 姫はキッケロの背中に乗り、城を出ました。


 しばらくするとキッケロは疲れて地上に降りてしまいました。キッケロはあまり長く飛ぶことが出来ない鳥でした。

 姫はキッケロに導かれながら、東の森を目指しました。


 山越え、川越え、谷越えて。道中姫は硝子細工の様な美しい花を見かけ、そこで立ち止まりました。それはクッチャリ花というものでした。美しい花は姫の心を奪いました。


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ! 姫様クッチャリ花に目を奪われ動きやしない! 姫様騎士を倒せやしない! キッキ、ケロ、キッケロ、キロ!」

 姫は我に返り、再び東の森を目指し歩き始めました。

 途中寄った町で、姫は自分の国が魔王になった騎士によって滅ぼされたらしいという話を聞きました。姫は泣きました。けれど、姫は前へ進み続けました。


 長い時間をかけ、ようやく姫は東の森にたどり着きました。東の森の奥には魔女が住んでいました。じゃがいものような顔の魔女は姫を見て眉間に皺を寄せ、言いました。


「わしの名前はパクジャワヌラミテスカナッテ。お前さんは一体どうしてこの森を訪れたんだい?」


「私は山越え、川越え、谷越えて、ここまでやってきました! 実は、私についていた騎士が悪魔と契約を結び、魔王となってしまったのです。私を守る力欲しさに。私はあの人のことをとても大切に想っていました。……だからこそ私はこの手であの人を倒したいのです。けれど私は普通の人間です。一体、どうすれば良いのでしょう?」

 それを聞いた魔女はしばらく唸っておりましたが、やがて小さな口を開きました。


「そうだったのかい。しかし困ったね……わしにはどうすることも出来ない。北の森の魔女なら、何か良い方法を知っているかもしれない」

 姫は少しがっかりしました。けれど彼女は旅をやめることを諦めませんでした。


「ありがとう、魔女のおばあさん! 私は北の森へ行きます」


「気をつけて行くんだよ! そしてわしの名前を忘れないでおくれ! いいかい、わしの名前はパクジャワヌラミテスカナッテ! パクジャワヌラミテスカナッテだよ!」

 姫は東の森を後にしました。


「キッケロ、キッケロ、私に力を貸しておくれ。私を北の森まで案内しておくれ!」


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ。お安い御用です。姫の為なら山越え、川越え、谷越え、キッキ、ケロ、キッケロ、キロ」


 そして一人と一匹は北の森を目指しました。

 途中、川で姫は黄金の石を見つけました。その石は、カンチチ石というものでした。姫はあまりの美しさに見惚れ、川を渡らずしばらくそれを眺めておりました。


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ! 姫様カンチチ石に目を奪われ動きやしない! 姫様騎士を倒せやしない! キッキ、ケロ、キッケロ、キロ!」

 キッケロの声を聞いて、姫は我に返りました。


「私は何をしているのでしょう。早く北の森を目指さなくては」


 山越え、川越え、谷越えて。姫はようやく北の森にたどり着きました。北の森にはにんじんのような顔をした魔女がおりました。魔女は人間の娘が訪ねてきたことに大変驚きました。


「驚いた。ああ、わしの名前はパンツルンベンバンシュル。娘や、一体何故ここを訪ねてきたんだい?」

 魔女の声は大変高く、聞いている姫は耳が痛くなりました。

 姫は耳を撫でながら事情を話しました。北の森の魔女は頷きながら彼女の話を聞いていました。が、全て聞き終えるとううんと唸り、考え込んでしまいました。


「悪いが、わしにはどうすることも出来ない。西の森の魔女なら何か良い方法を知っているかもしれないよ」

 姫はがっかりしました。けれど決して諦めはしませんでした。

 彼女は魔女にお礼を言うと、北の森を後にしました。魔女の家を出る前、魔女は彼女に向かってこう叫びました。


「気をつけて行くんだよ! そしてわしの名前を忘れないでおくれ! いいかい、わしの名前はパンツルンベンバンシュル! パンツルンベンバンシュルだよ!」


 こうして今度は西の森を目指すことになりました。


「キッケロ、キッケロ、私に力を貸しておくれ。私を西の森まで案内しておくれ!」


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ。お安い御用です。姫の為なら山越え、川越え、谷越え、キッキ、ケロ、キッケロ、キロ」


 姫は多くの国が魔王によって滅ぼされたことを道中で知り、嘆き悲しみました。けれどただ泣いているだけでは何も解決しないと思い、旅を続けました。

 姫は途中、青玉(サファイア)で出来た葉を枝につけた木を見つけました。それはプットルンの木というものでした。姫はその美しさに声を失い、しばらくその木を眺めておりました。


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ! 姫様プットルンの木に目を奪われ動きやしない! 姫様騎士を倒せやしない! キッキ、ケロ、キッケロ、キロ!」


 キッケロの声が姫を我に返らせました。


「キッケロがいてくれて良かった!」

 姫がこれまで怪我もせず、盗賊や魔物にも襲われず旅をすることが出来ているのはひとえにこのキッケロのおかげなのでした。


 山越え、川越え、谷越えて。一人と一匹は西の森にたどり着きました。西の森にはとうがらしのような顔の魔女が住んでおりました。

 魔女は顔を真っ赤にさせて(もっともこの魔女の顔は最初から赤でしたが)、姫にこう言いました。


「人間がここを訪ねてくるなんて、どういう風の吹き回しだい? まあいい。わしの名前はグリュンシュッペルツキンケルゲン。わしにその目玉をくり抜かれたくなけりゃ、さっさとここへ来た理由を話すことだね!」

 姫はその魔女のことを怖いと思いましたが、勇気を振り絞って話をしました。

 魔女は全て聞き終えるとふん、そりゃあ大変だねと言いました。


「しかしわしにはどうにも出来ないね。そういうことは南の森の魔女に聞けば良い。さあ、とっとと帰っておくれ。ああ、最後にもう一つだけ。わしの名前を忘れるな。わしの名前はグリュンシュッペルツキンケルゲン、グリュンシュッペルツキンケルゲンだよ!」


 落胆していた姫は、魔女に家から追い出されてしまいました。

 落ち込んでいた心は、森を抜ける頃には大分よくなり、姫はキッケロに言いました。


「キッケロ、キッケロ、私に力を貸しておくれ。私を南の森まで案内しておくれ!」


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ。お安い御用です。姫の為なら山越え、川越え、谷越え、キッキ、ケロ、キッケロ、キロ」


 そして姫とキッケロは南の森を目指しました。


 姫は道中立ち寄った海岸で鏡の様な貝を見つけました。その貝の名前はデンデリ貝というものでした。姫は夢中になってその貝を眺めておりました。


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ! 姫様デンデリ貝に目を奪われ動きやしない! 姫様騎士を倒せやしない! キッキ、ケロ、キッケロ、キロ!」

 その声に姫ははっとしました。


 山越え、川越え、谷越えて。とうとう南の森にたどり着きました。

 姫は魔女の家の前までやって来ましたが、急に立ち止まってしまいました。


「ああ、もし南の森の魔女さんも魔王となってしまったあの方を倒す為の方法を知らなかったら。一体私はどうすればいいの? 怖いわ、キッケロ」

 キッケロは陽気な声で歌った後、姫に言いました。


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ! きっと大丈夫です! さあ姫様、扉を開けて! 扉を開けないことには何も始まらない、開ければ何か始まるかもしれません。キッキ、ケロ、キッケロ、キロ!」

 キッケロの歌と言葉に励まされた姫は戸を叩きました。すると中からキャベツの様な顔の魔女が出てきました。魔女は驚くことなく、目を細めて微笑みました。


「よく来たね。話は他の森の魔女から全て聞いているよ。そういう魔法をわし達は使えるんだ。彼女達は、本当は悪魔に憑かれた騎士を倒す方法を知っていたんだ。けれど、それはあまりに残酷な方法だから、教えたくなかったのさ。それにその方法を使うには全ての森の魔女と会う必要があったからね」


「そうだったのですか。お願いです、魔女さん。私にあの方を倒す方法を教えて下さい」


「良いだろう。ここまで来たお前さんだ。きっとどんな苦しみにも耐えることが出来るだろうさ。人間の娘。悪魔に憑かれ、魔王となった騎士を倒すには、お前さん自身も魔の力を手に入れなければいけない。わし達と同じ魔女になればいいんだ。勿論そうなったからといって簡単に倒すことは出来ないだろうがね」


「私が、魔女に?」


「そうさ。そうするより方法は無い。けれどね、普通の人間が魔女になるというのは本来この世界のタブーだ。魔女になればお前さんは一生死ぬことも出来ず、一生誰かと一緒に生きることも出来ず、温もりを失い、心を永遠に悲しみと苦しみと孤独の業火で焼かれ続けることになるだろう。それでも良いのかい?」

 姫は震えました。そして少し、悩みました。けれど姫は逃げませんでした。


「お願いします。私はあの人を助けたいのです。そして、これ以上犠牲を増やしたくないのです」


「良く言った。わし等は自分達の森から出ることが出来ない。森の外で恐ろしいことが起きているというのは知っていたが、どうすることも出来なかったのさ。それでは、教えてあげよう。いいかい、娘。まずクッチャリ花、カンチチ石、プットルンの木の葉、デンデリ貝を用意する。そして、それらを粉々に砕き、ヤギの乳と混ぜる。混ぜたものを全身に塗ったら、月の光を浴び、そうしながらわしら魔女の名前を、お前さんが会った順に言ってごらん。そうすればお前さんは魔女になるよ」

 しかし、材料を集めるのは大変だよ、どれも限られた所にしか無いからねと魔女は言いました。


「まあ、クッチャリ花、カンチチ石、プットルンの木の葉、デンデリ貝ですって! 私は旅をする中でそれらを全て見ました! 何という幸運でしょう!」


「そうかい。さて、早くお行き。そうだ、最後にわしの名前を言わなくちゃね。わしの名前はフウデルピュシルコウトッテン! フウデルピュシルコウトッテンだよ。いいかい、一字一句間違わずに言わなければいけないよ。チャンスは一回だけだからね」


「ありがとう、ありがとう魔女さん!」

 姫は魔女に抱きつき、泣きました。


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ、姫様泣いていて森から出やしない! 姫様騎士を倒せやしない!」

 キッケロのその声が出発の合図でした。


 姫は元来た道を戻っていきつつ、南の森の魔女から指定された材料を集めました。そして魔女が言われた通りにしました。


「パクジャワヌラミテスカナッテ、パンツルンベンバンシュル、グリュンシュッペルツキンケルゲン、フウデルピュシルコウトッテン!」


 姫は魔女になりました。彼女は魔法を使って、魔王の所へ飛んでいきました。

 魔王はすでに滅びてしまった王国の、かつて姫だった魔女が住んでいた城を住処にしておりました。


 魔女は魔王と戦いました。長い、長い、戦いでした。戦いの最中、城も完全に壊れました。

 辛い戦いでした。けれど最後は魔女が勝ちました。魔王と、悪魔は死にました。彼は最期、涙を流しながら幸せそうに笑いました。魔女はその涙を手にとって、抱きしめました。その涙は宝石になりました。


 魔女はもう姫には戻れません。国も、家族も、大切に想っていた騎士も、国民も皆、いません。魔女は永遠の孤独の中で、生きていかなければならないのです。

 彼女の体を絶えず業火が襲います。痛くて、冷たくて、熱くて、しびれて。けれど魔女は死ぬことが出来ません。

 けれど彼女は後悔などしていませんでした。その手で騎士を止めることが出来て、満足しておりました。


 そして魔女は、旅のお供であるキッケロにこう言いました。


「キッケロ、キッケロ、お前はもう自由だ。どこへでもお行き。さようなら、キッケロ、さようなら!」


「キッキ、ケロ、キッケロ、キロ、いいえ姫様、私は貴方の元を去りません。貴方が魔女であろうが何であろうが、私には関係ありません。死ぬまで貴方の下にいてみせますよ、キッキ、ケロ、キッケロ、キロ!」


 魔女はかつて国があった場所に、沢山の木を植えました。


「これはお母様、これはお父様、これは召使、そしてこれは騎士、あの方……」

 木は魔女の魔法であっという間に育ち、そして国があった場所には森が出来ました。


 キッケロは死ぬまで魔女の隣におりました。彼が死んだ後、魔女は家の隣にキッケロの木を植えてやりました。

 魔女はあの宝石を首にかけ、誰も来ることない森の中、暮らしています。

 沢山の木に囲まれながら、永遠に、暮らします。


 その森が無くなっていなければ、今も森はあるでしょう。


 キッキ、ケロ、キッケロ、キロ、これでおしまい!


 アーヴェルゲン・ヴァールハイト著『星降る夜七十七の話』第三版より。

 初版でのタイトルは『キッケロ鳥』であった。また第六版の結末は、キッケロ鳥が王子となり、魔女に口づけしたところ、魔女は元の姫に戻り、二人は結婚して新しい王国を一から作り上げたというものになっている。

子供向け、というより少し上の年齢層向けといった感じの童話になっております

完全なハッピーエンドも魅力的なのですが、こういう終わりもいいかな、と。


最後の*より下にある文章は創作です。この本も実在しない、架空の

ものとなります。ちょっとした遊び心です。

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[良い点] シンプルな語り口でありながら、物語には深みがあって、一連の流れの中にいくつもの「テーマ性」を感じさせられました。また、童話らしい「比喩」 (※じゃがいものような、キャベツのような~など) …
[一言]  胸がじんわりと切なくなるようなお話ですね。騎士も姫のために強くなり始めたはずだったのに、一体どこで道を間違えてしまったのでしょうか。また、姫の勇気ある行動やキッケロの健気さも愛おしくなりま…
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