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孤独のアスラ  作者: 名無 空


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8/10

鑑定と農業

ブラックアントの語彙を増やそうと思い、アリの会話について調べましたところ。カチカチ、キュッキュッ、トトトなど様々ありました。面白いですね。




《一定量の情報閲覧によりスキル【鑑定眼】を取得しました》



「っ!?……びっくりした!!」



 突然、脳内に流れる情報に鼓動が早くなる。



「取得って、新たにスキルが使えるようになったのか!?」



 スキルの取得に関して、条件など知るはずもないのでスキルが増えたことに驚いてしまった。



「鑑定って言うと、目利きとかそういう感じだよな……どんな感じで使えるんだろうか」



 先に種芋作りよりも気になる事が出来てしまったのでスキルの確認を行う。




鑑定眼Lv1

『対象の、レベル、ステータス、スキルの詳細な情報を見れる。

 スキルのオン、オフができ、取得情報を限定し表示できる。

Lv1=対象とのレベル差が+10以内まで効果あり』




「……めっちゃ便利じゃねえかあ!?」



 シンプルながらに強力な効果だ。


 対象とは一体どこまでの事を言っているのであろうか? 一先ずスキルをアクティブにしてみた。



『結界――、土――、空気――石――瞼――……』


「うがあああっ!?」



 スキルを発動した途端、目に入る全ての情報が同時に押し寄せてきた。

 それは情報による脳破壊攻撃にも等しく、眼と脳ミソがかき混ぜられたような痛みが襲った。

 慌ててスキルを切り、たまらずその場で蹲ってしまう。


 時間にして一分弱、ようやく頭痛が落ち着き状況を把握することに努める。



「――ツぅぅ……い、今のはヤバかった……」



 冷や汗をかき、服の隙間を抜ける風が冷たく感じる。


 不用意にスキルを発動した自分の責任ではあるが、まさかそんな痛みに襲われるとは思っていなかった。

 

 恐る恐る目を開き視界に異常が無いかを確認する。



「見えている……が、視界がぼやける」



 痛みで目を瞑っていたからだろうか? 視力が戻るまで瞬きを繰り返す。



「スキル試しただけなのに、ひどい目にあった……」



 しかし一連の流れで分かったこともある。

 鑑定眼のスキルの使用に関しては、対象を指定して使わなければ先ほどの様に情報で脳が焼き切れそうになるという事だ。


 そして魔力消費が無かったという事。



「使い放題なのは嬉しいはずんだが、い、痛みのトラウマが……」



 こればっかりはスキルの使い方を間違えた俺の責任?だ。早めに二回目の発動をした方が精神的に落ち着くだろう。


 そう思い対象を指定し、そのほか全ての情報を遮断するようイメージしながら鑑定眼を発動させる。


 対象は……とりあえず手に持つ芋だ。




―鑑定眼―

『じゃがいも。ナス科の野菜。地下茎が肥大したもの。主成分はデンプンでビタミンC、カリウムを多く含む。神によって作られた最高のじゃがいも。

 状態:最高 品質:最高』



「ブハッ……!?」



 鑑定は無事発動し、痛みも来ない。


 鑑定結果によると最高品質のじゃがいもらしい。



「まさか、こんなところで神の恩恵が確認できるとは思わなかった……」



 状態も最高だしこれだけいい品質のじゃがいもなら、種芋にするにも適していそうだ。


 気を取り直して、元の作業へ戻ろう。

 今鑑定したのはじゃがいもだったが、次に知りたいのは聖魔法についてだ。種芋を作るために聖魔法に可能性を感じており、スキルを確認しようとした所、新たに鑑定眼を取得したのだ。


 大分目的から逸れたが、新たなスキルのお陰で結果的に近道が出来そうなのは怪我の功名と言ったところか。


 早速、原始魔法に鑑定眼を発動してみる。




―原始魔法―

『火・水・風・土の属性魔法に加え、光・闇・時空の概念魔法が扱える複合スキルである。

属性魔法は四大元素の概念を元に創られた技法であり、世界を構成する物質が火、水、空気、土の四つの要素で出来ているという考えである。この四つの要素を魔素を用いり活用する方法が属性魔法である


 四大元素の火・水・土・風の物理的な詳細について。

 火は熱と可燃物と酸素で構成されており、可燃物(炭素)が加熱されることで赤く発光する。

 水は水素と酸素で構成されている化合物である。

 土はケイ素、酸素、鉄、等……無機成分である金属元素で構成されている。

 風は窒素、酸素、アルゴンなどの様々な気体が混合した混合物である。

 これらを意志を介し、魔力を使用して操作出来るように――』



「な、長げぇ……」



 スキルを理解することの重要性は理解しているが、成り立ちから何まで全ての説明が書かれているので割愛させてもらう……。


 つまり属性魔法に関しては、物理現象を魔力とイメージで再現できる技術だという事だ。何にしろ不思議な力だ。


 そして肝心の概念魔法についてだが――




『――概念魔法には聖・邪・時空がある。

 聖は光や生命に関する魔法で、生きている状態に作用する。

 邪は闇や精神に関する魔法で、死んでいる状態に作用する。

 時空は空間と時間の概念に分けられるが、実際には複雑に混ざり合っており一つの現象として捉えられる。時間と空間を操作できる。

 これらの概念魔法は、属性魔法よりも高い効果を発揮する為、より強力なイメージと膨大な魔力が必要になる』



 ふむ、成程。そうなると聖魔法に対する俺の読みも大体当たっていそうだ。


 植物も生命である事から聖魔法の対象であり、状態操作を行えるという訳だ。



「元々は光を照射して発芽を促す、浴光育芽(よくこうさいが)を考えていたのだが……この説明だと、直接成長速度を促すことが出来る?」



 もしそうであれば今日中に種芋を植えることが出来るかもしれない。


 肝心なのはイメージ、魔力は心許ないが何でも試してみないと分からない。


 念のため家のベッドに腰掛け聖魔法発動の準備をする。



「イメージ……光合成、成長促進、発芽――」



 イメージが固まったので魔法を発動させる。


 すると手のひらに乗っているじゃがいもに変化が現れる。

 じゃがいもの窪みから白く短い芽が出てきて、芽の先端が紫色になっていく。



「よし、成功だ!!」



 気絶することはなかったが、魔力残量がギリギリで疲労感を感じる。


 時刻はまだ朝で、昼まで数時間はある。ここで気絶して六時間も目が覚めないよりかは、日中に活動できる方が俺としてはありがたい。

 

 成功した種芋を持ち、先ほど耕した畑へ植えに行く。



「土は水捌けが良いし調子良さそうだ」



 最初の一個は折角なので、耕した畑の真ん中に植えてみた。



「……よし!ふうーさて、収穫まで3ヶ月くらいだろうか? まだまだ先は長いな」



 流石に一つだけ植えるわけではなく、種芋を増やしていき、順次植えていくつもりだ。


 やりたかった畑作業はこの辺で終わりにして、少し休む。









 それから30分ほど経ち、戦力増強の為森へ出る準備を始める。


 前回とは違い、レイギに加えギリアも一緒に連れて行く。超個体が発動した状態かつ、魔蟲支配による連携力が有れば、そうそう危ない状況になる事はないはずだ。


 しかも先ほど獲得した【鑑定眼】もある。石橋を叩きまくって慎重に探索に出よう。



「よーし、レイギにギリア。今日は俺たちの連携力を存分に発揮するぞ!!」


「「カチカチ!!」」



 気合十分、今日も従魔たちにブラックアントの元へと案内を頼み森の中へと進んでいく。


 昨日同様、進行方向は南南西。


 道中で一つリンゴを採取してレイギ達の後を追う。



「昆虫相手に良い陽動になるからな、リンゴ様様だぜ」



 しばらく進んでいると、ラッキーな事に逸れのブラックアント単体と遭遇した。


 空かさず、レイギとギリアに挟み撃ちをして抑え込むよう指示をだす。




―魔蟲支配―




 無事にスキルが発動し、ブラックアント一匹を使役する。


 因みに今はMPは完全回復している。


 多分だが、MPを枯渇ギリギリまで使った状態で休息することで、魔力の回復速度が上がったのではないかと予想する。


 しかしその分腹が減る速度が速い気もする。



「ナイスだお前たち! これで我が軍隊は三名になった!」



 順調な滑り出しに気分が良くなり、喋り口調も変化してしまう。


 それでも気を抜かず周囲を警戒し、俺は鑑定眼を魔物に限定し、レイギ達には触覚による探索をしてもらいながら進む。


 その後も逸れを一匹と、二匹組を使役することに成功した。

 またMPが枯渇ギリギリになるが、しばらく休めば回復していく。



「よし、そろそろ戻ろう!」



 今日の収穫は大きく、軽い足取りで家へと帰る。


 もちろんリンゴの収穫も忘れずに。







語彙や表現方法だったりまだまだ未熟なので、今回出てきたスキルの説明に関しても、今後修正する可能性があります。

読み難い文章かもしれませんが、今後ともよろしくお願いします。

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