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1 狼男
狼は群れの王からこう言い渡された。
「何故あのようなことをした。おまえを追放しなければならなくなった。群れの者全員が会わない所へ去れ。」
狼は3日飲まず食わずで走ると、人間の姿になっていた。
「何で?」
狼男は、砂漠から人間の都市についた。
「すいません、水が飲める所へ案内してください。」
その女性は、狼男を部屋へ招き入れた。
女性は料理を作って、狼男に食べさせた。
狼男は三階のアパートから、着地した時は、狼の格好だった。
「人間の格好を手に入れた。これからどうしようかな?」
また、人間に戻って、狼男は考えた。
「住む所。巣穴がいい。」