嘘
一夜限りの出会いのはずが
割り切っているはずの関係であるのに
もう一度君に会いたくなる
探したくても君を探せない俺がいる
名前も生年月日も偽った君のこと
逢いたくてもどこに行けば君に会える
話したくても
君の声を聞きたくても
君を見つけられない
嘘で塗り固めた君の人生の中に
真実が隠れていると勘ぐっている俺は
馬鹿なんだろうか
嘘をついたその中の
愛する気持ちも偽りだったのか
君の嘘に踊らされ
それでもどこかで信じてる
嘘の中の真実を
あの一夜の出来事が
僕の人生を狂わせた
お読み下さりありがとうございました。