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「それで?セネンがへばった今、これからどうするのさ。」
ボクは尋ねた。
「一応、こんなこともあろうかと君とロメルはいつでも動ける場所に置いておいたんだ。」
「さすがだね。だけどボクは忙しいんだ。サルマったらすぐに今が戦争中なのを忘れて遊び始めてしまうからね。あのおおらかさは良いところだけど彼女だけにしてしまったら例の作戦がバレてしまう。」
「じゃあ、ロメルしかないか。」
「ロメルを転移させるってのかい?」
「そうだ。」
「もちろん、君が送り届けるのだろうね?」
「いや?」
「は?」
「え、俺が死んでもいいっていうの?」
「…まさか君、この話の流れでボクにロメルを送り届けろと。」
「ああ。」
「君にマナーってやつを教えてくれる最高の教師を家名にかけて選ぶよ。」
「そりゃご丁寧なこって。サルマ達は、君がロメルを送る間俺が作った幻影アデラに従ってもらうよ。」
「なんだか嫌だなそれ。」
「感謝してくれ。」
ロベルトはうまく報告が終わったことに安心したのか自分の失敗のリカバリーが確保できたことに安心したのかいつものようにワルく笑った。
やっぱりこいつはこうでなきゃな、と思う。
以上、ep17前のちょっと焦ったロベルトとアデラの会話でした。




