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監禁棟 season1 悲劇の始まり 完結済み  作者: どこかにいる匠
4章 新たなる光(1)
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95幕目 治療薬

私たちは武装車に乗って真理のいる場所に行った、そこは石レンガ作りの建物がたっていて、倒れている人たちが見えた、その時真理がこっちに気づいて駆け寄ってきた。

真理「お、きたきたーって大丈夫だった?」

雨宮「大丈夫だ、でこの惨状はなんだ?」

真理「ああ、それのことなのだが、ウイルスの形がYの形だったのよ」

雨宮「それ、Yウイルスだ、それの薬を持ってきているから…」

真理「あ、そういえば、それに感染している人たち、なんか変異していっているのだよね」

雨宮「もう手遅れなのか?」

真理「いや、緑色に変色しているやつもいれば、紫色に変色しているやつもいる」

雨宮「あー、治療してくぞー」

真理「了解、アンジェラたちもてつだって」

アンジェラ「はいはい、重傷者はどこー?」

真理「施設の地下に幽閉させてある」

アンジェラ「それって大丈夫なの?」

真理「ああ、なんとかね」

と、私は軽症者の治療に専念した。

おじいちゃん「若いの、ありがとなー」

雨宮「いえいえ、仕事ですので」

おじいちゃん「しかし、なんでこんな世界が始まったのかねー」

雨宮「私にもわかりませんね…」

おじいちゃん「ほれ、別の人の治療のためにいってやれ」

雨宮「そうですよね…、ありがとー、おっちゃん!」

おじいちゃん「あはは、おっちゃんか…」

雨宮「と、次はっと…これ薬の在庫足りるのかね?」

青年「あ、注射は苦手なので…」

夕夏「つべこべ言わず打つぞ!」

雨宮「これ、夕夏ちゃん、そんな乱暴にしたら、怖がっちゃうでしょ」

夕夏「はぁい」

青年「いてっ」

雨宮「よし、これで終了っと…」

青年「この人、黙って注射打った!怖いー」

雨宮「ごめんね、ほら、飴玉あげる」

青年「ブドウ味…うまい…」

雨宮「アンジェラの方に行くか…」

夕夏「足り…ますね、これ」

雨宮「よし、突撃ー」

アンジェラ「あわわ、暴れないでくださーい」

雨宮「こっちはこっちで混沌だな…」

太一「わー、ソーイをもふもふしないでー」

幼女「モフモフ…」

ソーイ「なんだこれ、まるで知能がない動物だぞ…」

雨宮「まぁ、打つか…」

幼女「ガブッ」

雨宮「なんか噛んできたんだけど…」

太一「あ、噛まれたのか、雨宮さんにも注射打たないと…」

雨宮「え?噛まれたらアウトみたいなそういう?」

太一「うん、唾液にもウイルスがいるからね」

雨宮「初めて打つんだが、最後になんか違和感があるんだよね…」

太一「ああ、それは抗体が作られてるんだ、もしその感覚がなければ第一次感染者なんだ」

雨宮「なんでそんな細かく知ってるんだ…」

太一「ああ、美沙に聞いた」

雨宮「あいつか…なら納得するね」

と、重症者の治療をすませ、戻ろうとしたとき、真理が声をかけてきた。

真理「ああ、今日はありがとう、また変なことがおきたら、よろしく…」

雨宮「いや、こちらこそ、いつでも呼んでね」

と、軽くなった車を走らせた。


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