二幕 出会い そして友情
気絶から目が覚めるとそこには7人いた、自分のいた部屋を確認すると、壁になっていた、もちろんあの人がいた、吐き気がとてつもなくした、残酷な世界で生きないと体験できないことが今現実にある、そしてみんな疑心暗鬼になっているところを抱き着いてくるおっさんがいた
「一、元気だったか?」と言ってくるおっさん、いや兄の姿があった、兄は自衛隊に入ってから音信不通だったのになぜここにいるんだと疑問に思っていたら、明らかにゴリラの筋肉をし、ピッチピチアーマーを着ていたゴリラが兄の肩を叩いた、その瞬間兄は肩から崩れ落ちた、
「おっと、やっちまった、凌空も弱っちいなぁ~」って、一瞬ネタかと思ったら兄が肩を抑えながら起き上がってきた、その奥ではなにやら可愛らしい子と姫川が話をしていた、その会話がうっすらと聞こえた
「ここ、男臭くない?」
「ええ、そうね、男子6人いるしね」
と、その時にあのアナウンスが流れた
「第一試練クリア者、オメデトウゴザイまス、明日マデ休憩時間ヲ取ラセテモライマス、ソノ間ニ他生存者ト最後ノ時ヲ過ゴシテくダサイ、ゴ飯ハアリマスノデアンシンしテクダサイ」
と・・ふざけんなと言いたいがあの光景を見てしまった自分には勇気がなかった、その時に後ろから何かしらとびかかられた感覚があった
「うっす、元気にしてたか?」
と声をかけられた、源藤の声だった
「よ、よう、ケガしてないか?」
「おかげさまでな、拉致られるとき頭を釘バットで殴られたわい、そういえば、姫川はいるか?」
「いるけど・・?」
と言っていたら源藤は姫川のことを裏切者だと言った、知られてはいけないかもしれないのになぜ自分に?っと思っていたら、ある人がこういった
「まず自己紹介したらどうだ?」
と・・・
すると姫川が
「私は姫川、姫川果穏」
そしてなぜか自分の腕を握った、話せと言っているのだろうか?
「自分は、相葉一だ、16歳だ」
勢いで言ったものの恥ずかしい、その後続々と自己紹介していった
「私はアンジェラ、相葉君と姫川ちゃんの通ってる学校の一個下だよ?、よろしくね」
「わしは源藤剛じゃ、ニキでも呼んでくれ」
「私は相葉陸だ、一の兄貴だ、よろしく頼む」
「陸軍所属のジャクソンだ、相葉陸の同僚だ、よろしく」
「五十嵐東矢・・」
「わしはなぁ、武田信玄の末裔じゃぁ、覚えときぃ」
痛々しい奴がいたがみんなの自己紹介が終わった、しかし時間はまだある、どうやって暇をつぶそうかと思ったらアンジェラが話しかけてきた
「私のこと、どう思ってるの?」
急な出来ことで頭がショートしてしまった
「かわいくて、おしとやか?」
「ふーん、やっぱりそういうとおもったの~?」
アンジェラは自分の答えを知っているかのように言った、
「でもそんな君が好き」
突然の告白だった、横からは姫川が猛獣のような目つきでにらんでた
「ほかに好きな子がいるから友人でいよう」
まぁ、ここで喜んでって言ったらマジで殺されそうだ、というかすぐそばまで近づいていた
「ちょーっと???アンジェラちゃん???」
もはや姫川の殺意がマックスだった
「ちょっと、ここで仲違いはやめよ、ね?」
兄が静止してくれた、おかげで回りが血の海にならずに・・・もう手遅れかもしれない




