196/370
195幕目 テイクオーバー
私はいつものように周りを見ると、なにかキマった集団がこっちに来ていることが分かった。
雨宮「なんだあいつら…目がキマってるんだけれど…」
夕夏「なんか薬物とかやっている集団だろ…」
雨宮「いや…なんか人間やめてるなってな…」
アミ「奴…あの薬物に手を出しよったのか…」
雨宮「あの薬物って?」
アミ「ああ、この宇宙で違法とされている薬物…それはテイクオーバー、それを摂ると痛みが快感に変わるのだが…人格が失われる…そして犯罪に手を染めたりする」
雨宮「それを摂っていると…」
アミ「そうだ、だから苦しまずに殺さないと駄目だ」
夕夏「首を斬ればいいのね」
アミ「いや、首斬っても意識は残るから…やめといたほうがいい」
雨宮「それじゃ、どうしたらいいの?」
アミ「…脳を潰すしか…」
雨宮「…そうか…」
夕夏「それは気が引ける…」
アミ「そうじゃないと彼らの魂が解放されないんだ…!」
雨宮「それだったら…埋葬するのは…自分たちだよな…」
アミ「ああ…そうだ…」
雨宮「墓穴はほっておけよ…」
と、私たちは彼らの頭を潰しにかかっていった。




