145幕目 刀
夕夏「刀…」
雨宮「あーもう、こっちは禁断の果実とかレイボの資料とか忙しいんだから」
夕夏「じゃ、その作業おわったら行ってくれる?」
雨宮「いいけどなぁ」
と、さっさと作業を終えて、刀を作れそうな人を探したが、いなかった、だから自家製の刀を作ることになった。
雨宮「暑いけど、我慢してね」
夕夏「工房内ってこんな暑さなんて…外より暑いじゃないの」
雨宮「まず、鉄を用意します、これを叩きまくって何とかのばせ」
夕夏「ひえぇぇ、こんな思いなのかー」
雨宮「それで伸ばしたら、折りたたんでまた叩く!」
夕夏「おるのかよー」
折りまくって、それで何十回折って、刀の形にした。
雨宮「よし、これで放置、冷えたら形を整えるよ」
夕夏「やっと…休憩…暑い…」
雨宮「じゃ、冷えるまで待つか」
夕夏「はぁい」
と、時間がたって…
雨宮「よし、研ぐよー、このままだったら叩くだけのこん棒になってしまうからね」
夕夏「とぎとぎ…これ、だいぶましですよね」
雨宮「で、研ぎ終わったら完成まであと少し、水にいれて、模様が出るまで待つ」
夕夏「これでできたのも当然ですね…」
雨宮「いや、柄の部分がまだ」
夕夏「ひええぇぇ」
と、なんやかんやあって、できた。
夕夏「きれいな模様ですねー」
雨宮「それぐらいすごくできたんだよ」
夕夏「わぁぁ」
 




