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回帰する狂妃に捧ぐ  作者: 嘉藤 静狗
2/3

ここに至るまでの二人

 メイン二人の設定です。


王妃について

名前:リコリス・ラジアータ(リラ)

 王妃様は一周目こそ高飛車で傲慢な、民に優しくない王妃でしたが、それ以降は修正されていました。

 ただ、必ずしも正攻法のみを取らなかったのは、綺麗事ことだけでは生きていけない、魔窟な貴族社会のせいです。婚約回避のために、何度か平民に扮していた経験があるため、何周目かからは比較的市井の暮らしにも理解があり、慈善事業も適切に采配していました。

 そもそも、一周目の時も、傲慢や悪妃と言われつつも、過度な浪費は行っていません。王妃教育で躾られていたので、全て予算内で賄っていました。ただ、数多いる夫の妾や寵妃が、王妃の予算を横領していたかもしれません。

 死亡するのは23歳の冬、ループ自覚はその20年前の3歳の時。ループし過ぎで精神年齢はもうすぐ500才近くなりそう。

 王妃の見た目は、典型的な見た目で損するタイプの狐顔系ド迫力美女です。化粧でも誤魔化せない感じ。体型はモデル体型(スレンダー)で、夫の好みの清楚な妖精少女(ロリ巨乳系)ではありませんでした。



青年について

名前:リツィミ・エーリィ(リツ)

 一方、青年は城で勤めている騎士の一人でしたが、元々はこの国に滅ぼされた隣国の王族の末裔で、魔法が使えます。(隣国は魔女の国で、青年は稀少な魔法を使える男児)

 クーデターのきっかけは祖国の復讐ではなく、王侯貴族による横暴に喘ぐ民を救うため。祖国の復興のためのグループに入ったのは、単に都合がよかったからに過ぎません。

 もちろん、生まれる前に滅んだ国の復興など興味はないのです。

 今回の彼は、前回王妃を殺した後、王妃には何の罪もなかったことを知り、贖罪しようとしていました。その為、過去の自分に向けて自分の記憶を飛ばす魔法を使いました。

 魔法が廃れつつあり、魔力も男にしては多いぐらいの上の中レベルしかなかった青年には、肉体ごとの時空間転移はさすがに無理だったので、精神(記憶)のみ過去へと渡りました。

 なお遡れたのは、王妃の結婚後(五年くらい前)。そして、革命の場面で王妃がループしていることを初めて知り、その絶望に触れて愕然とします。

 正義感から行動を起こしたことで、狂気に触れて堕ちてしまった憐れな青年。王妃より3つ年下。王妃のループ開始時には、まだ産まれたばかりの赤ちゃん。




 なお、ループは第三者の手によるもの。条件を満たさなければ解けないです。ただし、ループに間接的に関わった「彼」からすると、青年の疑似ループは想定外だったらしいそうな。

 王妃様の現在の精神状態だと暫くループは解かれない模様。


 ヒントは、王妃が5歳の時に病死する母の本当の死因を探ること(阻止できれば、ループが起こらなくなる)。

 ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 次でラストです。

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