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妹を心から愛しているのはお兄ちゃんだけだ。

作者: 七瀬
掲載日:2018/01/22

僕が8歳の時に、僕のお父さんは【再婚】した。

相手の女性も連れ子がいた。

僕より3つ下の女の子だった。



僕たち家族はうまくいっている。

僕は普通に 『お母さん』と呼べるし、母親は僕の事を 『朋和』と呼ぶ。

妹も僕の父親を 『お父さん』と呼び、僕の事も 『お兄ちゃん』と呼ぶ。

父さんも僕も妹の事を 『みずき』と呼ぶ。

そこら辺の家族に負けないぐらい、イイ家族だと思う。


ただ大変なところもある! 本当の兄妹じゃないから、どう接したらいいのか?

それに、妹は人見知りで僕以外の男の子と話したがらなかった。

この時、僕がずっと妹を守ると決めていた。




あれから10年が経った。

僕も18歳、妹も15歳になる!!!

僕も普通に女性を好きになったりしたし、妹も好きな男の子が出来たり。

まぁ、妹に変な虫がつかないように目は光らしていたけどね!

僕も彼女がいた時もあったけど......?

やっぱり、妹の事が気になって。

血が繋がっていないと、僕も妹も分かっているから。

年頃になると...? お互い反発したり、お互い気になるのに......。

言い争いになったり、喧嘩したりと大変だった。



更に5年が経った頃。


『僕は自分の本当の気持ちを知ることになった。』


妹のみずきが、家に彼氏を連れてきたからだ!

しかも? 『結婚前提のお付き合いをしたいと...。』

両親の前で言った。


妹とこの時付き合っていた彼氏は、僕の同級生で名前は 『金城 カイ』

正直、そこまで仲が良かった訳じゃないから、何とも言えなかったが...。

急に僕はこの、 『金城』が嫌いになった。

妹の事をどうしても、この男に任せる事が出来なかった。

僕の心のどこかで、妹を誰にも渡したくないと言う気持ちが強くあって...。

自分の気持ちを押し殺すのでやっとだった。


みずきには心から幸せになって欲しいと思うのだけど.....?

それは僕自身なんだと!


どうしても、妹の事を諦めきれない!!!

僕は思い切って、妹と金城が一緒になる前に...自分の気持ちを言う事にした。


みずきに、 『大切な話があるから○○に来て!』と言った。

みずきも時間通り来てくれた。


『ごめんな。呼び出したりして......。』

『別にいいよ~ お兄ちゃんの性格も知ってるし!』

『アハハ! みずきは僕の事なら何でも知ってるしな~!』

『まぁね! 本当のお兄ちゃんじゃない事も...。』

『ううん。でもな! 血の繋がりより想いじゃないのか!』

『わかってるよ~ 私ね...実はお兄ちゃんの事が好きだったんだ~!』

『えぇ!? 急になんだよ~! みずきはアイツと結婚するのか?』

『お兄ちゃんはどう思う??』

『僕は...まぁ、うん、みずきを幸せにしてくれるなら、なんも言えないじゃん!』

『...そっか! じゃ~カイと結婚しようかな?』

『嫌ならやめてもイイんだぞ~!』

『別に嫌じゃないし!』

『そ.そっか。』



僕は【本心】を言えなかった。

思ってもない事を、みずきに話してしまった。

今考えると......?

後悔しても、後悔しきれない!!!


何故なら? みずきが 『金城と結婚する』と言い出したからだ!

僕は、僕は、、、どうしたらいいんだろう??



遂にその時が来た!

今日は、みずきと金城の 『結婚式』


僕は覚悟を決めた!!!


みずきを金城から取り返してくると......。

そして、結婚式場に僕が行くと...?

何か? ざわざわしている。


新婦が来てないと言う話を聞いて、僕はみずきのケイタイに電話した。

そうすると......?

電話が繋がって、みずきが僕に言う。


『お兄ちゃん、迎えに来て~!』

『何処にいるんだよ?』

『今、○○にいる。』

『わかった! 直ぐに迎えに行くよ! 必ずそこで待ってろ!』

『うん』



僕は何時も妹のみずきと遊んでいた場所へ。


『みずき! お前な~何やってんだよ!』

『なんか? 急に結婚したくなくなって! 怖くなったの』

『マリッジブルーってやつか?』

『違うよ~! 相手がお兄ちゃんじゃないから、、、。』

『えぇ!?』

『お兄ちゃんとなら結婚したいよ、、、でもカイとは結婚できない!!!』

『わかった。お兄ちゃんからみんなに話をするよ。』

『ごめんね。迷惑かけて!』

『別にいいんだ! 実はお兄ちゃんも結婚を止めに行こうとしてて!』

『えぇ!? どういう事なの?』

『みずきと金城を結婚させたくなかったから、丁度良かったって事だよ。』

『嬉しい! やっぱりお兄ちゃん大好き~!!!』


そうやって、みずきは僕に抱き着いてきた。

僕もみずきを抱きしめた。



こうして、今度は...僕とみずきの【結婚式を挙げた。】

今日は、なんて幸せな日なのだろう。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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