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時とこね 時の詩

駆ける少女

作者: 時 とこね

少女は駆ける

何もかもが色を失っていく中を

暗闇を越えて

光の刺す方へ


少女が駆ける

問いの全てに答えを出せなくても

未明の空を仰ぎ

一筋の光へと


歩を進めていく

大切なものはただ一つ

それ以外は置いて来たんだ


運命なんて薄情だけど

冷酷ではないよ

報われなくたって

恨みっこなしなんだ


誰にだって夜はあるけど

残酷ではないよ

世界は平等に出来ている

それだけの事


少女は駆ける

暗黒の世界に閉じ込められても

悲しさを越えて

自分の信じる方へ


少女が駆ける

気付いた時に真実を失ってても

両脇の樹海を

明星を頼りに進む


歩を進めていく

大切なものをただ一つ

その手に握って走って行く


未来は保障されてないけど

あることはあるのさ

恐れずに進んでいこう

持てる力を出し切り


誰かがこう言っていたんだ

「頑張ってどうにかなるの?」

今を全力で駆けていこう

その以外、道はない


それでも時には

人だから息も切れる

無力に嘆きもする


目指したいものを

見失うこともある

悲しみにくれたりもする


それでも前を向く

大切なものはただ一つ

それだけを持って行けばいい


運命なんて薄情だけれど

冷酷ではないのさ

悲嘆に暮れてる時間は

思ったよりも短いのは


言の葉では伝えきれないけど

深刻ではないから

途方に暮れる時間があるなら

少しでも前に進めば


ほらまたすぐに

明るい朝が顔を出す

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