表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
また空き教室で  作者: MASANBO
1/8

プロローグ

―――俺はどこでミスを犯したのだろう?

頭の中はそのことでいっぱいで、他のことを考える余裕はあまりなかった。

こんなはずではなかった。もっと上手くいっていたはずだ!俺の心がそう叫んでいた。だが、現実はどうだろうか?そんなことはない。

―――彼女を悲しい表情にさせてしまった

この事実がどうしようもなく、俺の心を痛みつける。もっと上手く立ち回れたと今ならわかる。どうしてそれをあの時やらなかったのか!

ついつい俺は俺自身を責め立てる。

だが、そんなことをしても何にもならないことを理解している。大切なのはこれからどうするべきかなのだから。

はぁはぁと息が上がってきた。普段運動していため体力には自信があったが、こうも長期間全力疾走すれば息ぐらい上がるものだ。

だが、それでも足を止めず前へ進む。今俺は足を止めるわけにはいかない。それは俺の信条に反する。

走りながら自分の頭はクリアだった。そのおかげで、自分のミスが何であったのかが理解することができた。

そしてそのミスの正体に俺はついつい苦笑いをしてしまう。

―――全く俺たちの目はどうしようもないぐらい囚われた自由のないものだ

俺は全力で走りながら、そんなことを考えていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ