エストリア
二人「どうも、よろしくお願いしまーす」
エスト「エストじゃ」
リア「リ、リアです」
エスト「二人合わせて、『エストリア』じゃ」
リア「いやちょっと待ってエスト!? どういう状況なのこれ!? 何で私とあなたが二人で漫才やってるの!?」
エスト「なんじゃ、知らんのか? 今、『ゲラゲラコンテスト』っていう公式企画をやっておるんじゃぞ。だから儂とリアで、それに参加してみようと思ってのぅ」
リア「急に何を言い出すのこの神は!? 世界観が壊れるからそういうのはやめて!」
エスト「いらっしゃい。お持ち帰りかの? それとも店内で食べていくかのぅ?」
リア「ハンバーガー屋コントが始まった!? もう滅茶苦茶よ!!」
エスト「今ならハッ〇ーセットを頼むと、ランダムで一匹精霊がついてくるぞ」
リア「精霊を安売りし過ぎ!? 神がそんなことでいいの!?」
エスト「イフ、ポテトは揚がったかの?」
リア「イフがポテト揚げてるの!? 火の精霊だから!?」
エスト「ウティーネや、コーラの準備をしといてくれ」
リア「精霊使いが荒いッ! 世知辛い! 世知辛いわッ!」
エスト「因みに時給は400円じゃ」
リア「高校生以下かよ!!」
エスト「勤務時間は夜の0時から夜の0時までじゃ」
リア「労基法って知ってる!? もういいよ!」
二人「どうも、ありがとうございましたー」
リア「――ハッ!!……ゆ、夢か。……とんだ悪夢だったわ」
エスト「リアよ、よかったら一緒にポテト食べんか?」
リア「っ!!」