表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/69

チェリー Sec―8

チェリー Sec―8


結子は昨夜のアルコールが残ったまま、

まるで昨夜浮気をした熟女が、朝帰りをするような感じで、

誰もいない家の玄関を入った。

 

昨夜は季実子の話を、じっくり聞くつもりでいたが、

話を聞くうちに徐々に結子もアルコールが増え、

かなり呑んだ。


 少し前に、旅行会社の建物は以前、

産婦人科だったと書いてあるが、

それは、それは・・・・

繁盛した産婦人科であった。


事実季実子も医学部を優秀な成績で卒業して、

医師免許も取得している。

 他の施設で臨床経験ももちろんある。


 そして、結子もそこで看護師として働いていた。

独身の頃から・・・・彼女、

季実子の母親の開業する産婦人科医院に!


 どうして・・・・それが産婦人科を廃業したかって・・・?

それは後々に・・・・・


 結子は、先代の婦人科医である、

季実子の母親の時から、

看護師として勤務していた。


 それが産婦人科医院を辞める事となり、

結子も辞めるつもりで、残務整理していた時に、

季実子に誘われて・・・・・


この旅行会社の社員として雇われ、

その流れで、ツアーコンダクターになった。


 が、昨年結子の母親の看病に専念するべく、

旅行会社を辞めた。


結子はしっかり看病した。

ずっと・・・・献身的に!

そうでしょう・・・・、勿論実の母でもあるし、

看護師として長い経験があったのだから・・・・

 まぁ、始めは戸惑いがあった。


何故なら、結子は殆どが女性の患者・・・・それも出産や、

婦人病に悩む患者が主だったから・・・・

 勿論一般的な仕事は同じだが、多少勝手が違う。


 そう・・・・、産婦人科は、特に産科は生命の誕生がある!

医療の仕事で最も明るい・・・・

いわば、ハッピーな事の多い

仕事先だったから・・・・・

 

勿論例外もある・・・・

例えば、不妊症で悩む夫婦の様は・・・・・

それは言葉に出来ない女性・・・・

いいえ!男性も巻き込んだ、人生の苦楽が・・・・夫婦、

そしてその家族の悩みを見てきた。


 それが、ひょんな事から今勤務する医者と出会った。

 

そう・・・・、その医者が、

母親の入院していた病院で

看病する病院から独立して、

開業する事になり・・・・、

結子に依頼が・・・・・


 結子には断れない理由も生じた!

それもこれから徐々に・・・


そして、そのクリニックは当初週3日開業して、

徐々に週の日数を広げて行く!

何故かって・・・・・・!

それは、このご時勢、医者不足で・・・・

後任の医者が決まるまで、掛け持ちで診る事で、

病院サイドとも落ち着いた。


 それは・・・、無下に断ると、

後が面倒な事になる。

簡単に言えば・・・・、

その病院を敵にまわす事になるかでしょう。

 

今後医師会や、その他保険医としてやって行く上で、

多くの難題を抱える事になる。


 そうです、何処の世界にも周りとの強調を無視すると、

とんだ事になる。

そんな例を、開業準備中に腐るほど見てきた。

で・・・・そのクリニックは・・・・・何科!?

て・・・・、勿論婦人科!

そして産婦人科であった!


 これも、運命のいたずら・・・・・か!

奇しくも結子の職多くを勤務した,その職場だ!


 あれ・・・だれか・・・・婦人科と産婦人科・・・って同じでは?

では、そんな読者に!


 婦人科・・・・不妊治療や多くの女性の病気を扱う!

産婦人科・・・それは産科も含まれる!


そして、再就職先に決めた!

その小さなクリニックへ・・・・・


CB&D・Cup  Cap-8 Fin    IKAROS



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ