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チェリー Sec―37

チェリー Sec―37


  昼過ぎ、穂香は大河の新しい携帯にメールした。

“今夜家に来て!”

それはいつものパターンだ。

 穂香が大河に会いたい時、そし会う場所は、

ほぼ穂香のアパートだ。


 大河はそのメールを見て、それはいつものパターンで慣れている。

“わかりました!”と返信した。

 返信した途端に大河、様々な思いが駆け巡った。

ほんの数日前なら、大喜びで穂香の家に行くことが、

最高の喜びだった!


 いつものように、大河穂香に接することが出来るのか、

不安になった。

 それは、そうだ!

大河の気持ちは、多くの比率であずさに傾いている。

 それを穂香に感づかれずに振舞うのは、大河には無理に違いない!


 おそらく,穂香の家に入った瞬間から、穂香に見透かされる!

なら・・・・・断る事が可能か!

 それは無理だろう!

よっぽどの理由が無い限り!


 大河穂香の家の前でまず決めた。

もう一つの契約した携帯を車の中に隠した!

 後は成り行きに任せるしかない!

もし・・・・今夜理っても・・・・、

明日,あさってと会うまでそれは続く!

 なら早いほうが良いと大河決心した!


 穂香の家の玄関をノックした!

「あら・・・・!大河早く! 中に!」

 「うん!」

大河の心臓はもうバクバクしている!

「ほら! 大河の大好きなハンバーグ!」

 「・・・・うん!」


 穂香はその瞬間から,異変に気づいた!

しかし穂香,決めていた! 大河に優しくしようと・・・・・

「ねぇ・・・・・ビール飲むでしょ!」

 「うん!」

大河はいつものテーブル椅子の指定席に腰を下ろした。

「ねぇ! 初の添乗員・・・疲れたでしょ!」

 「うん!」


 いつもなら、玄関を入るとすぐ抱き合った二人!

それは何故かそんな雰囲気になれなかった!

 理由の一つに、穂香が料理を作っていて、

手が塞がっていたから・・・・

 そう・・・・、大河はいつもより少し早く来た!

 

 今までは大河、穂香の後ろから抱きつくなんて経験は無い!

大河の経験がそれを・・・・そんな余裕を持てる段階に無い!

 それだけ大河はまだ純真なんだろう。

穂香もその点についてはまだ不満が無い!

 そう・・・穂香が大河を大人にしたという自負があるから・・・・


「ビール先に飲んでてもいいよ!」

 「うん!」

大河閃いた! そうだ、早く酔って仕舞えば・・・・

何とかなる! それは直ぐに甘い考えだと・・・・気づくことに!


 大河あっという間に、350ml缶を開けた!

そして,冷蔵庫から自ら持って来た!

 その動作と、穂香が一品目の料理をテーブルに運ぶが、

同じだった。


「あら・・・大河今夜は随分ピッチが早いのね!」

 「うん! 喉が乾いた!」

「そう! それじゃ私も飲んじゃおーっと!」

穂香は既にテーブルにあった350ml缶を開けて、

ほぼ一気に煽った!

 穂香もきっと、アルコールの勢いを借りる必要でもあるのだろう。


穂香は缶ビールを台所に持って行き、ハンバーグを焼き始めた。

そんな光景も大河おそらく見た事,記憶に無いだろう!

 それに大河、今まではそんなに飲み過ぎると・・・・・

その後の楽しみが・・・心配になっていたから・・・・


 うん!酔いすぎてそのまま寝てしまうと・・・・

若い二人の、夜の楽しみが不可能になるから・・・・

 そう、つい2日前まで穂香の豊満な胸を触れたり・・・・

乳首を舐めたりする事が最大の楽しみだったはず!

 そして、その後のお楽しみも・・・・・


 が・・・・、大河の胸の内は今も、あずさのあのしなやかな肢体が蘇る!

バストは完全に穂香が優っている。

 でも大河にとって,大きな違いは、大河自らがリードする優越感にある。

二人とも若いピチピチした体で、その違いは無いだろう!

 問題は、大河男でありながら女性にリードされる事ばかりだった!


 それがあずさを知って、男を・・・・リードする事!

積極的になる事に新鮮さを・・・優越感を感じた!

 だが・・・大河アルコールが回って来たのか、行動が大胆に!

やはり男で、酔った目で穂香を見つめていた。

 それは、今までにない言動だ!


 穂香は二つ目の異変を感じていた!

何故か大河の目線がいつもと違っていた!

 が・・・・それは穂香にとっても決して嫌なことでは無かった!

それは・・・・・大河が穂香に対する気持ちがより多くなったと・・・・・

 今はそう思う事に疑問を感じていない!


 それに応じるように穂香は大河を・・・大河に絡みつくように・・・

穂香は大河に顔を向けた。

 激しい唇の奪い合いになった!

穂香は少したじろいだ!

 えっ・・・大河私の事が欲しい!?


 なんと、テーブルから崩れるように二人は抱き合ったまま、

フロアーに沈んで激しくキスを・・・・

 大河の手は穂香の豊満な胸に侵入した!


CB&D・Cup  Cap-37 Fin    IKAROS


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