チェリー Sec―33
チェリー Sec―33
結子は川村と昨夜明け方にかけて、愛され愛し、を繰り返し、
朝日を心地よくレースのカーテン越しに感じた。
今も結子は、川村のマンションで川村のために、
朝食を用意していた。
そんな幸せを感じる時間は、過去に殆ど無かった。
そう、結子の夫は新婚早々から家に帰らない事が多かった。
それは結子の夫は、出張が多く特に福岡や東南アジア等、
仕事での出張も多いが何故か朝帰りやホテルに泊まる事も多かった。
何故なら結子の夫は、結子と結婚する時に既に愛人がいた。
仕事で居ないのか、その愛人と過ごす為に帰って来ないのか、
結子には判断がつかなかった。
結子自身も夜勤が多くて家に帰れない日が多く、
夫との夫婦生活は本当に数えられる程度の、そんな夫婦生活だった。
結子が女の喜びを知ったのは、川村との出会いからだった。
それは結子にとって未知の世界だった。
愛されるって、こう言う事なんだと・・・・・
そんな大人の愛を改めて知る事に・・・・・
それは別世界へ誘われる・・・・歓喜! 快楽! 独占! 恍惚!
川村にリードされ、言われるままに・・・・・
女である喜びを、女って最高って、女に生まれて来て良かったと!
幸せの1夜を過ごせた。
そんな結子が大河の大人びたと言うか、男としての女性への積極さを、
発見するツアーだった。
今まで穂香にされるがまの、大河を見て自主性を疑っていた。
俗に言う草食男子の典型なのかと・・・・・
そんな世間の風潮、言われ方に、結子は季実子といつも嘆いていた。
これから明らかに波乱が予想できる大河、穂香とあずさとの関係を、
危惧するする一面真面目な気持ちで、様子をしっかりと観察しようと・・・・
どっちも頑張れ、穂香も・・・あずさも・・・・大河がどちらを選択するのか!
「結子さん! お願いがあります!」
大河からの電話だった。
初めての番号なので多少の戸惑いはあったが、大河の第一声で理解した。
「大河! 携帯契約したの?」
「はい! この番号です!」
「それで・・・・昨夜の事ですが!」
やっぱり来たかと思いながら・・・
「あずさんと一緒だった事! 穂香に言わないで!」
「そう言う事でしょう・・・・・・」
「はい、どうかお願いします!」
「で・・・大河はどちらが本当に好きなの?」
「・・・・・・・・・今は、あずささん・・・・・」
多少の迷いの中、大河ははっきりと、あずささん!と・・・
「それじゃ・・・・・穂香! どうするの!?」
「・・・・・・少ししたら・・・ちゃんと話します!」
「そう! その決意は固いのね!」
「はい!」
元気良くはっきりと言う大河だが・・・・・、
果たして穂香が黙って引き下がるとは、決して思えない!
「わかったわ! 穂香には言わない!」
「有難うございます!」
「でも、穂香の追求は半端じゃ無いからね!」
「・・・・・はい! 頑張ります!」
「それじゃ・・・・私は今日そちらに行かない事伝えて、季実子さんに!」
「はい、それじゃ、失礼します!」
「あっ! 大河・・・携帯2つ契約してるでしょ!」
「えっ・・・???」
「やっぱり、ね!」
「どうして・・・・・・どうして解ったのですか?」
「それは・・・・内緒!」
「・・・・・・凄いです! 何でもお見通しですね!」
「それより・・・その携帯バレたらそれこそ終わりよ!」
「はい! ちゃんとします!」
結子は以前、夫が2つの携帯を持っている事を発見した。
ほんの何気ない一瞬でそれを見抜いた!
それで確信した! 女がいると!!
それは、決して追求しなかった!
追求は・・・その後に破壊を招く事を確信したから・・・・・
川村が、結子を再び抱き寄せた!
「その若い彼! ・・・・もう二股か!」
「結果的にそうなるけど・・・・・・一人は女性から一方的!」
「ほう・・・・・その娘、やるな・・・・ぁ!」
「そうなの! 最近の女性は積極的よ!」
俄然興味を示した川村、その先が気になる様子で、
結子の次の言葉を待つ!
「大河って子なんだけど、まるで初心で!」
「・・・・・・・」
「季実子さんのツアー会社に入るまで、女を知らなかったみたい!」
「へぇ・・・・・そんな男いるんだ!」
「あら・・・・どうも最近そんな子が多いみたいよ!」
「それで、草食系って言われるのか!?」
「それが多くを占めると思うけど・・・・・・」
「それだけじゃ無く、どうも精気に欠ける男の子多いでしょ!」
「アァ・・・言われてみると・・・納得!」
「それでね、穂香・・・おっぱいが大きいの!」
「・・・ふん、それを武器に・・・・・」
「そう、もう見えそうに! 強調する服着て!」
「それじゃ・・・チェリー君はイチコロ・・・だな!」
「そう、そして大河の童貞も!」
「食ったか!」
「イヤーね、そんな言い方!」
「でも・・・・事実だろ!?」
「まぁ・・・・・・・そうね!」
CB&D・Cup Cap-33 Fin IKAROS




