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チェリー Sec―29

チェリー Sec―29


14Fでは、あずさの策に嵌って、今宵はあずさのベッドに!

“ねぇ! 大河くん今夜泊まって行けば!”

“えっ! それは・・・・・まずい・・・・ス! よ!”

 満更でもなく、大河は腰を据えてシャンパン、ワインと、

アルコールが増えて、泊まる事を決意!


 大河! それはまずくないか!

と、頭の片隅で訴えている何かが・・・・

 それを振り切るようにどんどん飲む!

“美味しいですね! このシャンパン!”

 アルコールも回り、口の調子も滑らかになった大河は、

少しずつ大胆に・・・そしてこれから先の展開に期待を大きく!

 アルコールの量と反比例するように、穂香への忠誠心が落ちていく!


 あずさは思った!

大河はこのまま行けば・・・・きっと自分に堕ちる!

 それは・・・多分今までの恋とは違う、本当に好きになれる!

あずさ自ら、モーションをかけた始めての異性だ!


あの時何気なく,あずさを救ってくれた、何の躊躇いもなく!

それは・・・・・自然だった。

 抱き上げられたとき、胸がときめいた!


この人に・・・この人なら、抱かれてもいいって!

あずさは、何故かスカートの下を穿きたくなかった!

 それは・・・・・彼に対する挑発?

ううん! それは・・・・・自らの開放! 何かからの挑戦?

 親から、あれはダメ、これはダメ・・・・・ダメ・・・ダメ・・・・


 少し前まであずさは、親に反抗ななんて殆どしなかった!

俗に言う、素直な良家の・・・お嬢さんだった!

 家を出たのは、そんな我慢とても窮屈で・・・・

一人暮らしをするからと、家を出た。

 でもそれは、まだ親の加護の元での一人暮らしで,

本当の自立でない事は、きちんと自覚していた。


 そんな鬱憤を晴らす目的もあって、真央と今話題の山ガール!

それに憧れて、その第一歩を踏み出そうと・・・・

 それにしては、本当の都会で穿くミニスカートで、・・・・って、

真面目な山ガールに失礼と、心では思った!

 それは・・・バスから降りてから特に!

今回の散策なら,あの時の服装でも何とかなっただろうが・・・・・


 そして、ボートに乗ろうとしてあんな結果に!

でも・・・それで、いい男と出会えた!

 結果オーライと言う事で!

しかし、その後が,多少無理があった!

 何せ、別のツアーに帰りに乗り換えたのだから・・・・

これが・・・我がまま、要するにお嬢さん基質が出た!


 それだけで無く、その男・・・・大河を、

結果としてお持ち帰りした!

 やはり,並の思考回路じゃない!


あずさからのキスに、今度は大河があずさに積極的にキスをした!

それは、とってもスムーズに・・・・スマートに行われた!

 長い・・・・、とっても長い口づけだ!


 今度は、バスルームに、抱き抱えて行った!

あずさの,小悪魔的な誘惑に堕ちた!

“ねぇ・・・大河! 私の事、好き?”

その答えは,これしか無い!

“はい! 逢った時から・・・ずっと!”

 そして,決め台詞だ!

 “本当に! 今の彼女・・・・・・より? ・・・も!?”

“はい! 好きです!”


 これで、間違いなく大河は、穂香に対する気持ちは失せた!

今の大河に、両天秤なんて出来るわけが無い!

 きっと決意した事だろう!


15Fでは、川村と結子の大人の恋が今幕を開いたばかり!

「俊一さん! どんな気分だった!」

結子は川村に傍にいて、近づけないもどかしさを聞いていた。

 「それは・・・・少し辛かったかな!」

「本当に!?」

 「だから・・・・今、今君を・・・結子を独占したい!」

 「こうしてね!」


 そう、部屋に入って、シャワーも一緒に・・・・・・・

お互いの汗を流して、今ベッドで絡みつくように、

抱き合っている。

 バスローブを羽織ったまま二人は、

ベッドに倒れ込むように横たわった。

そして、結子のバスローブを広げて、

結子の体を愛撫し続けている。


「これから,少しずつ多忙になる!」

「美味い空気と自然に触れて、体がリフレッシュ出来た!」

「そう! それは,良かった!」

「ねぇ・・・・・」

 「何だい!」

「昼の事件の感想は!?」

 「・・・・・驚いたな・・・すこし!」


 川村には、おおよその事は携帯で話してあった!

川村のその時の反応は、

「へぇ!」

 「へぇそうなんだ!」

と、感情を殺した答ばかりだった!


 結子は他の大人の反応が気になった!

「どう・・・やはり、男性は・・・それを知ると・・・変わる?」

 「・・・・・それは・・・・それは、変わるだろう!」

「と言う事は・・・・その女性を見る目が変わるの?」

 「そうなる、だろう!」

「やはり・・・スカートの下が・・・気になる・・・ の!?」


 「・・・・・・多くの男性はきっと同じ意見だろう!」

「・・・・・ふーん! それが・・・もし! 私なら!?」

 「うん、直ぐに止めさせる!」

「どうして・・・・?」

 「それは・・・・、それは、君は僕だけのだから!」

「マジ?」

じっと結子は、川村の上に乗ったまま・・・・・・、

川村を見つめて・・・・・、もう一度!

「マジ!?」

 「それは・・・・・・・、」

「絶対にバレない状況なら・・・・それも刺激的だな!」

「それじゃ・・・・今度! 都会をそれで歩こうかな!」

「貴方と,腕くんで! ミニを穿いて!」

 「・・・・・・・・えっ!」


CB&D・Cup  Cap-29 Fin    IKAROS


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