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チェリー Sec―27

チェリー Sec―27


 「どうしたの!? そんなにペアンを見つめて!」

「・・・・! いいえ・・・・何でも!」

 「その器具が懐かしいの!?」

「いいえ、・・・・あっ・・・はいそうかも!」

 「すぐに・・・もどるさ!」


川村は結子の看護師復帰に不安があると・・・

言葉を添えてくれた!

 結子にはそれも多少はあるが、以前勤務していた時の事を、

思い出していた。


 全てに優しい、そして温厚な性格が結子をいつも思ってくれる。

それにしても・・・・再出発が看護師でそれも産婦人科、

何か運命的な物を感じる。 


“それでは、お借りします!”

そう言って、大河はあずさの目線をそらし・・・・

その場を少し離れて、結子の携帯をプッシュした。

 大河にしてみれば、その後の事が心配だ!

この後何かが起こる!

だが、それを大きく遅延できるのが救いだろう。


 結子の携帯から、穂香への発信コールは、

穂香も少し驚いたはず!?

“はい、穂香です!”

その返事を聞くか聞かないうちに大河が興奮気味に

 “あっ、穂香さん、大河です!”

“えっ・・・・えっ? どうして! 結子さんの携帯から!?”

おそらく穂香身構えて返事をした・・・

それが何と相手は大河! 驚いたり、空かされたりの穂香!


“すいません! 携帯水に浸かって、僕の携帯駄目なんです!”

多くの疑問が解けた穂香は、その原因に疑問を・・・・・・

穂香はあえて、気持ちを落ち落ち着けて、

大河に優しく話しかける。

“そう! それはしょうがないわね! でもどうして!?”

“はい自分の不注意です! すいません!”

結子の姿が目に入ったのか・・・・

“ですから・・・”

“それじゃ、今度、私が防水の携帯選んであげるわ!”

 “そうですね・・・・・ あの! これ結子さんのですから!”

“そう! 早く切れと・・・・”

 “連絡があるようなので・・・、季実子さんから!?”

“わかったわ! それじゃ・・・真面目に・・・ね!”

  

 何かを察したのか、穂香は大河に真面目にと言って、

携帯を切った!

 穂香のアンテナに何かが・・・・反応したのだろう!?

 “はい!  すいません!”

 そう言って、大河ほっと・・・・救われた!


大河の態度を見れば、結子大まかに想像出来る。

すこし、笑いながら結子・・・、

“あんた・・・・マジ、ついてるわね!”

“その強運・・・そろそろ限界かもね?”

 “・・・・・・!”

流石に大河言葉がない!


実は川村は、結子が今回の添乗員の仕事を請けるに当たって、

そのツアーに自分も申し込んであると言われた。

 どうやらこれも、川村が結子への配慮!? なのだろう・・・・か?

お忍びで、一緒に旅行するための・・・・・


結子がその日に上高地へ行く事は偶然知った。

それで川村は別の友人の名で申し込んだ2名分、締め切り直前に!

2人予約してあったらしく、数日前に予約をキャンセルしてあった。


それは、直接川村に言われていなかったが、

そのキャンセルの当事者は、もしかすると・・・・・

結子だった!? 

あらゆる事態に考慮して・・・


 結子はさりげなく、川村の仕草を盗み見る。

川村俊一は、初めから右最後部の座席に一人で座っていた。

 結子はその隣に座って前方に視線を投げかけて、

大河の仕事ぶりをチェックしながら、川村の手も握っていた。

 それは、他の乗客にはまるで死角になっていた。


 そして川村は、結子たちの行動を逐一観察していた。

誰も2人の関係に気づく人など無い!・・・・絶対に!

 さりげなく川村は結子を見つめるが、

それはファインダーを通してであり、

 その後には、上高地の雄大な自然が景色としてある。


 時には望遠で、そして時にはワイドで・・・・・

今のデジタル一眼カメラのレンズは使い勝手がよく、

広角・標準そして望遠で300ミリ程度は1つのレンズでカバーする。


何気ない自然な結子の表情を、川村は何度も捉えていた。

その延長で、あずさのスカート越しの被写体を、

捕らえていたのかは、川村本人しか知らない。

 全景を捉えるとき、アングルが低い場所から捉えても、

ほぼ間違いなく、それを確認は出来ないだろう!


 結子と、川村数回はメールを、そして十数回は、

ダイレクトの声を聞いていた。

 川村がメールをすると、その状況で結子が、

ダイレクトにコールする。

 その通話も誰にも気づかれない!


 ここまで徹底して、2人同じ場所に来て同じ空気を吸い、

川村は結子の添乗員としての仕事ぶりをじっくり拝見する。

 それはある意味、隠された秘め事にも相当する楽しさ・・・かも!


 この計画は川村の提案だった!

今、ここで結子と川村の関係は、絶対にバレて欲しくない!

 結子もその提案は非常に興味を持った。

とっても・・・怪しい・・・そしてアバンチュールに富んだ計画だった!

 季実子は、おそらく知らない!


 大河みたいに派手に気持ちを露にする・・・デート!

そして、結子と川村の様な・・・とっても大人の・・・デート!

CB&D・Cup  Cap-27 Fin    IKAROS


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