チェリー Sec―25
チェリー Sec―25
結子とあの人との出会いは、多くの偶然が重なった!
突然母親が倒れたとの知らせが、結子の携帯にあった!
それは日帰りのツアーで、添乗員として付き添い、
帰路で土産物屋にお客を案内した後、結子は先に戻り、
バスで帰りを待っていた時だった。
その電話をして来たのは季実子で・・・・・・、
“貴方の母が倒れた! 救急車でYT病院に搬送された!”と!
こんな時は、添乗員という仕事に限った事では無いが、
今の仕事を放棄して駆けつける事はまず無理だろう!
それを察して、季実子が先にその病院へ駆けつけてくれた。
ツアー客をきちんと帰し、急いで病院へ向かった。・・・はず!
母親のベッドに・・・・・が、それは出来ずに隔離されたICUで、
モニター・酸素・点滴回路が2ルート、バルーンも・・・・
それだけで結子には母親の現状が見えた。
季実子も、駆けつけて来た結子に希望を持たせる事は言わずに、
今までの経過を、時系列にそって機械的に告げた!
そう、季実子は医者で結子も看護師だから、
下手な小細工は通用しない!
病名は脳梗塞!脳動脈の閉塞に近い狭窄で予後は麻痺、
そして認知症へ向かう可能性が大だと・・・・
CTの画像診断で判明した!
救急車が病院へ搬送したときは虫の息だったと!
その場で息が途絶えていても何の不思議はなかったらしい。
運よくYT病院の医師が道端に倒れている母を発見して、
搬送出来たからだと!
その医師は専門が産婦人科で応急処置はしたが、
すぐに脳外にバトンタッチしたと!
そして、その医師は季実子と面識があったらしい!
挨拶をしてICUを後にした時、そう結子は・・・・感じた。
そんな病状なので、結子は暫く仕事を休む事にした。
病状が一進一退で、結子はこれ以上季実子には、
迷惑をかけられないからと、辞表を渡した。
結子は殆どつきっきりで、母親の看病にあたった。
殆どの日時を病院で母親と過ごし、家には着替えに帰ったりする位で、
家族はそれを了承してくれた。
夫はそれ以前から家に帰らない事も・・・・、
それ以上に結子の居ない事を良い事に、帰らない日も多いと!
母親の現状は理解していた!
だから・・・出来る限り一緒に過ごしてあげようと・・・・
そんな折、何度目かに季実子が見舞いに来て、
母親を搬送してくれた人のことを話してくれた。
その人の名は、川村俊一YK病院の産婦人科医だと!
それ以上の事は、季実子は何も言わなかった。
それが、後に2人に何かあったと思うようになった。
結子は他の看護師に、川村俊一の事を聞き、
改めて挨拶に出向いた。
それが・・・・結子と俊一の出逢いになった。
どんな事が季実子とあったのか、季実子も何も言わないし、
川村もそれを言おうとしない。
ただ・・・、季実子は出来れば看護師として、
川村を助けてあげて!
そんな風な事を、母親が死んだ後言われた。
結子は迷った、今更・・・看護師?それも産婦人科!?
でも、結局川村の説得に押し切られる形で承諾した。
そう・・・・、その医者、川村が親の入院していた病院から独立して、
開業するからどうしても、結子が必要だと言う事になった。
結子は自信がなかったが、川村が徐々にだから・・・・・
その開業するクリニックは、当初週3日で徐々に、
週の日数を増やして行く!
それに当面は婦人科のみで、産科は当面やらないと!
どうやら結子が、母親を献身的に看護する姿を見て決めた!
それと・・・・季実子の推薦もあった・・・・らしい!
それに、母親が死んだ今、これと言って何もすることがなくなった。
季実子から何度か復帰の話もあったが、既に後釜としてチェリーボーイ事、
斉藤大河が頑張っている。
季実子は何故か看護師としての仕事を薦めた!
結子自身、心の中で川村俊一の存在が大きくなって、
徐々にその気になってしまった。
それは・・・・、母親の看護をしていて、
それが蘇って来たのかも・・・・
そして開業の準備に追われる、川村の手伝いをする様になっていった。
それは、そうなる様にしてなっていった。
家には夫は寄り付かず、家には誰もいな事が多い。
息子も寮生活で、マジ一人が多かった。
携帯に川村から連絡が入り、食事をする機会がどんどん増えて、
アルコールも飲むようになり、そのままホテルに・・・・・・・・
そして、男と女の関係に、いつの間にかそうなった。
川村に抱かれた時、結子には何故か罪悪感も、
未練も感じなかった。
結子はそうなると、少しずつ思うようになり!
川村を受け入れた時・・・・・・、そうなるのが当然と言うように、
幸せを感じて女を・・・・本当のオンナを実感した!
ずっと・・・ずっと前から知っていた・・・彼を、
そんな気がした!
これが愛なのだと・・・愛し合うことだと・・・・知った!
ううん、教えてもらったわ!
CB&D・Cup Cap-25 Fin IKAROS




