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チェリー Sec―1

地方の旅行会社、そこで女3人でワイワイガヤガヤ楽しく、

チェリーボーイとボインちゃん!



地方の旅行会社、そこで女3人でワイワイガヤガヤ楽しく、

仕事をしていたが、ベテラン添乗員が看病の為に急遽辞めた。

その後釜に入って来たのがなんとチェリーボーイ!

 それからは、あらゆる問題が勃発する。


斉藤 大河 専門学校卒業 20歳 真面目な気の優しい チェリーボーイ

朝倉 穂香ほのか、24歳入社4年目の超ボインの積極的な女性。

山本 季実子きみこ 未亡人社長 年齢50歳代

結城 結子ゆうこ ベテラン従業員既に退職 以前産婦人科看護師

さとる 穂香の元彼

武田 京子 ツアー客 結子と知り合い 葬式参列

古谷 あずさ 21歳 ずぶ濡れの女性 千葉県から

後藤 真央 21歳 古谷の友人 千葉県




チェリー Sec―1


「全く! あの子達・・・・ちょっと暇になったと思ったら!」

「許せない! もう・・・ふざけないでよ!」

 残された未亡人社長のボヤキだ!

午前中の忙しさを乗り越えて、交代で食事も済ませて、

午後のちょっとした息抜きの一時!

 若いふたりは倉庫に消えた!


実はあるベテラン従業員が、突然止めることになった。

その後釜に入って来たのが、チェリーボーイ事 斉藤大河。

 そして、そのチェリーボーイとともに倉庫に消えた女性の名は、

 朝倉 穂香ほのか、24歳入社4年目の超ボインの積極的な女性。


何故そんな現状になったか?

と言うと、先輩女性事務員の母が、

突然入院することになりその看病の為に、

辞めざるを得なくなった。


 その代りに入社したのが、チェリーボーイこと斉藤 大河!

郊外のそれなりの専門学校を卒業したての20歳。

バリバリのおニューで、小学校以来彼女は・・・・

出来たことは無い。


えっ・・・顔がブサイク! No!

じゃぁ・・・背が小さい! No!

えーと・・・成績が・・・通信簿が最低! No!


実は彼・・・大河は、通学途中スカウトマン、

スカウトレデーに何度も声をかけられて、

真剣に誘われて家まで来た事も・・・・・

そんな世間が注目するイケメン、背も178cmある。


それに学業成績もかなり優秀で、高校の担任は四年生の・・・・・

それも6大学の1つを勧めたが、両親の事・・・、

家の財力を考えて、専門学校に願書を出して、

自ら決めてしまい、そのまま卒業してしまった。


 これ以上、親に負担をかけるのは申し訳が無いと・・・・・

そんな気持ちの優しいチェリーボーイ!


  少し前まで、その職場は女性3名でわいわいがやがや、

楽しく仕事をしていた。

それがある日、先輩事務員の母親が急に体調を壊し、

入院を余儀なくされた。

 

何とか仕事と看病の両方を必死でこなしていた。

が、しかし看病の甲斐もなく、その母親は脳溢血で、

急死してしまった。


  看病に専念する為に、その職場を辞めて、

専念するはずだったのだが・・・

辞めてから看護に専念して、僅か1ヶ月で、

その母親はこの世を去った。


 そんな経緯でチェリーボーイは、先輩事務員の代わりとして、

勤務する事になった。


 それから半年が過ぎ、チェリーボーイは、

先輩事務員の代わりとして勤務している。


斉藤大河に対して入社時のその日から、

朝倉穂香は彼の行動に、ドン臭さを感じていたのだ!


だが・・・・彼に謝られると・・・・そう、無邪気に見つめられると、

何も文句を言えなくなってしまう。

 それは、彼・・・・斉藤大河の容姿に・・・・・

彼のその目で見つめられると、あっさりあっさり白旗を、

上げてしまうのが大半だった。


 すこしずつ慣らして、穂香は自分のペースに持ち込むはずが、

どうも、肝心な所では負けているような・・・・コントロールされている様な、

状況になっている気が・・・・・そんな感じになる。


 社長と若き男女が勤務しているその職場は、

いつしか馴れ合いになり、経営者と従業員の垣根が、

少しずつ取り払われて行くことを感じる毎日が・・・・・・

そうなると、どうやら雇う立場と雇われる立場の、

逆転現象が突然起こる。


 女社長の心は複雑だ!

特にその若い男女の会話、仕草が気になる事が起きてくる。

 ふと思う!


昔が懐かしい・・・・女ばかりで3人ではしゃぎ合って、

時には下ネタに脱線することがあっても、

明るくそれを笑いに変える。


なのに、今は・・・・どうよ!

暇を見つけて・・・・・・スーっと二人で倉庫に消える!

 それに対して、未亡人経営者はじっと堪える!

「若いんだから・・・・・たまには・・・いいか!」


それは表向き、きっと、少しずつ経営者の心に、

蟠りを残す事に・・・・・・

 しかし・・・・あの二人が居なくなっては、仕事は成立しない事を、

十二分に心得ている。


 そんな環境がしばらく続き、その鬱憤を、

結城結子に時々長電話で解消する。

「ねぇ、聞いてよ!」


一日の仕事を終えて、未亡人社長は、

数年前に購入したマンションに帰り、

マンションの部屋に入るなり携帯片手に、

シャワールームに直行した。


  「どうしたんですか?」

「そんなに息を切らして!」

結城結子は、家事をこなしながら彼女の怒りを聞いている。


「全く! 今の若い子たちは何を考えているのやら・・・・・」

語気が荒く興奮しているのが・・・・荒れているのが読み取れる!

  「あの二人の・・・・・事?」


CB&D・Cup  Cap-1 Fin    IKAROS



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