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1つの光のために
これは
正人と友人になった日に拓真が書いた詩です。
*本編とはあまり関係のない詩ですが、拓真の心の詩を読んでくださると嬉しいです。
心の奥に傷を持つ人は、本当の笑顔を隠している。
それは僕も同じだった。
上辺だけで笑っても、その笑顔はぎこちなく
人を信じ切れていない。
【信頼するが信用しない】を言い訳に
ただ信用するのを恐れて逃げた。
今はまだ、自分が生きることで精一杯。
他人に構ってる余裕なんてものは無い。
それでも時間は過ぎるから
今ある自分を見失わないよう進みたい。
信用できるたった一人の友人に
見捨てられないように。
何度振り返っても前を向けるように。
ゆっくりと前に、一歩ずつ。




