表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

12/14

第12話 記憶遡行 再

 さて、南へ行くと言ったはいいが、その前にやるべきことがある。


「マニー、俺たちはどうやって戦えばいい?」

 

 そう。俺とロコンはこの世界のことを何も知らない。知らなすぎる。


 グレアとの戦いだって、半ば勘で戦ったようなもので、今ではその感覚さえ薄らいでいる。


「神罰と、この世界は、どの程度同じなんだ?」


「あ、それ私も気になる。」

 

 例えば、俺の神罰での職業である無神は、クトゥルフ神話における無貌の神、ニャルラトホテプをキャラ性能の元にして作ったとユーザーの間では言われていた。まあ、それが結局どの程度真実なのかは置いておいて、俺の使う技や、ステータスなんてものはどうなっているのだろう?


 技が使えることは前回の戦いで確認はした。だが、性能は?俺があの時使った技は、間違いなく過去最高のものだった。あれは、偶々あの神の力が凄かっただけなのか、それとも、この世界では仕様そのものが違うのか?

 

 ステータスだってそうだ。神罰では、俺のレベルは全サーバーでもトップクラスの398だった。まあ、HPなんてあのゲームじゃ殆ど意味はなかったし(ボスの攻撃が一度クリーンヒットしたら死ぬから)、攻撃力や防御力は変化技で変わるからどうでもいいにしても、スタミナ(長時間行動したあとの回復力)や幸運度はどうなっているんだろう?


 他のは兎も角、この二つは重要だ。旅をするならスタミナは必須だし、俺の職業的に幸運度は無いと困る。


 これが、ゲームのキャラではなく現実世界のステータスなら、スタミナの関係で随分と苦しい旅になるだろう。


「はい。それもお話しなければなりませんね。・・・・・・それでは、申し訳ありませんが、また私の<<記憶の断片>>を見てもらってもいいですか?」


「それはいいけど・・・大丈夫なの?その・・・・・・無理しなくていいんだよ・・・?」


「はい。大丈夫です。これから話すことは少し難しいので、見てもらったほうが早いですし・・・。」


「わかった。じゃあ、頼む。」


「はい。」


 マニーがまた俺たちの額に頭を触れさせる。


 俺たちは、マニーの記憶へと潜って行った・・・。

今回も短い・・・。

おまけに、次回も説明回で、一体いつになったら冒険に行くんだって思う方も居るでしょう。

すいません、もう少しお待ちください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ