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第11話 南へ

「南・・・ですか?」


 突然俺が南へ行こうと言い出したので訝しんでいるのだろう。当然だ。俺だって、この世界の事を何も知らない人間が何の脈絡も無しにこんな事を行ったら怪しむ。


「どうして?」


 かと言って、何でなのかを説明するのも難しいんだが・・・。夢で見ただけだし。正直、夢で見ました、なんて、そんなことで大事な決断をして大丈夫なのか?


 でも、ここで誤魔化したり嘘を付いたりなんて論外だ。俺は、仲間を裏切るようなことは絶対にしないと決めている。例え、俺の決断の果てにとても辛いことが待っているとしても、この二人なら乗り越えてくれると信じてる。まあ、そうなる前に俺がどうにかするのが一番なんだがな。


 ということで、俺は包み隠さず真実を話すことにした。


「夢で見たんだよ。南へ行けって。」


「ゆ、夢・・・?」


 流石にロコンは呆れているか。まあしょうがないよな・・・。ただ、マニーは驚いた顔をしているようだ・・・。


「神代さん。南には、何があるかご存知なんですか?」


「いや、知らない。けど、俺の力を極める何かがあるんだと思う。」

 

 俺は、何故かあの夢を全面的に信じていた。普通の人なら、唯の夢と笑い飛ばすだろうけど。


「神代さん。後で、その夢に関して詳しく聞いてもいいですか?」


「いいぜ?でも、何で?」


「それは後でお話します。・・・実を言うと、私も南へ行くつもりだったんです。」


 そこで、マニーはこの世界の位置関係について、大雑把に話し始めた。




 マニーの話を超簡単に話そう。


 まず、俺たちが今居るこの荒れた大地。なんとここが、最終決戦の地、つまり、ウロボロスが存在し、マニーの仲間が死んだ場所だったらしい。ここは、所謂<<世界の中心>>で、全ての神はここを中心にして存在していたそうだ。つまり、ここからなら全ての神の封印へと行けるということになる。

 

 そして、ここからはグレアに指示された四神に限って話すことにする。


 北に空間の神<<スペイス>>。


 東に時間の神<<タイム>>。


 西に重力の神<<グラビテ>>。


 そして、南に運命の女神<<フォーチュン>>。


 どうやら、この四神は神々の中でも特別な存在だったらしい。

 

 だから、世界の中心であるウロボロスから東西南北に配置されていたようなのだ。






「だから、神代さんが<<フォーチュン>>の加護を受けることが出来れば、これからの戦いはずっと楽になると思います。ですから、最初に南へ行くこと自体は賛成です。」


 と、なにやら含みがありそうなマニーだが・・・。


「私は二人に従うわ。どうせこの世界のこと何も知らないし。二人なら間違った選択なんてしないって信じてるから。」


「分かった・・・。じゃあ、行くか、南へ。目指すは運命の女神<<フォーチュン>>の封印!グレンに一泡吹かせてやろうぜ!」


『おーーーーーーーー!』 

今回は書き方、というか、行間を開けてみました。

どうでしょうか?こちらのほうが見やすい?

こちらのほうがいいと言う方はコメントいただければ今まで書いたものも全て直します。

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