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No.020 ▼教員舞台からの離職

気が付くとベットの上だった。

あれ?授業の記憶はある、そのあと・・・と思い出そうとしていた。

数分後、あっ気を失ったんだきっと。

トントン

医師が説明にきた。

「応急処置だけで、放置は危険です、炎症が始まりかけており手術が必要です、検査の結果で、手術の日を決めましょう」

亘「手術後から退院まで期間はどのくらいでしょうか?」

医師「術後の経過、リハビリ、体力が関係しますが、平均3カ月前後です」

亘「ありがとうございます」

もう授業できないな、残念。心が疲れてしまっていたのか、そんな思いを募らせながら眠りにつく。


学校の教頭が面会に来る。亘は事情を話し、近日中には復帰はできないことを告げる。教頭は残念そうな顔をして、

教頭「休職手続きはこちらで受理します、1日でも早く、体調を取り戻すことを願ってます」と言葉を放ち、病室を出た。


"ふぅーっ・・・"とため息をついた時携帯が鳴る。

並背さんからだ。


寺毛「もしもし寺毛です」

並背「並背です、その後怪我の状況はいかがですか?」

寺毛「ありがとう、傷口の炎症があり、手術することになりました、検査のあと、手術日がきまります、傷口の痛みは薬で今は治まってます」

並背「わかりました、何か必要なものがあれば用意するので連絡ください、あと、入院先を教えてください」

寺毛「浜田総合病院 南エリア305です」

並背「ありがとうございます」通話終了。

並背は"ん?"と思う。聞いた覚えがあったからでもそれは遠い記憶、もしかして、生まれた病院かも・・・・と思っただけだった。

実はこの浜田総合病院は・・・父方の姉の職場。

ホテルでお世話になった職場の会長のかかりつけの病院だ。その事実を知るのはもう少し先の事になる。


一方で、亘のクラスは、突然担任の離職に戸惑う生徒たちだった。慕われていた亘だからこそ、生徒も動揺が鎮まらない。

クラスのひとりが提案を出す。各々の手紙にするか、一つの色紙を作成するか

多数決できめようとしたのだが、意見が真っ二つに分かれ、手紙・色紙に別れ、両方送ることに決めた。

春休みまでに、用意しようということで、終了式に、用意された手紙・色紙は、教頭により、亘の元へ届けられた。


亘は手紙と色紙を見て、感動した。瞳は濡れていた。

その中の一つには

"一年間ありがとうございました。毎日学校へ行くのが楽しみでした。次四年生ちょっと不安だけど、困ったときは先生と過ごしたことを思い出して、成長したいです。"

と書かれてあり今すぐにでも会いに行きたい気持ちがあふれていた。








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