第5話 お前も配信勢にならないか?
今日は2話投稿します。この後、掲示板!
「調整、思ったより入らなかったな」
「なお、リプレイ絵面の酷さ。皆大爆笑www」
「8割近くが黒パン男性の自爆シーンだって言うwww」
自分の言葉に対するラインとリームの反応。妥当だとは思うが、俺は悪くねえ!俺は悪くないぞ!!!作ったのが売れただけなんだ!いや、まさかの自爆スイッチ+黒パンのベストマッチ!は割と予想外だったけどさあ。
「更に笑うのが最大の見所がラインが魔王に使ったアレが当たる瞬間よね、掲示板コメントでも爆笑の嵐よ、ほら」
「まあ、それは置いといて、まさかのダメージ調整無し」
コレは本当に驚いた。特に自爆スイッチはダメージについて調整されると思っていたが、ボスに耐性が付けられる事で解決したらしい。流石にダメージ無効はユーザーの怒りを買うと思ったのだろうか?それでも、ネタ武器なら結構ダメージ通る訳だが。意外と驚いたのは鉄の塊ソードが調整無しっていう点だな。まあ、実質今のとこワンオフ武器だけどね。
「そういや、ウッド、提案良いか?」
「うん、どうしたん、ライン?」
「色んな知り合ったクランから提案来てるんだけどさ、お前、配信勢にならない?」
「えぇ、流石に修羅になる気は無いぞ?」
流石にヒャッハー勢になる気は無いんだがなあ。
「ああ、違う違う、修羅の配信組じゃなく、配信勢。組じゃないのがミソだな」
どういう事か聞いてみると、配信組は実況配信、配信勢は所謂、料理番組みたいな文字通り、配信を行うだけの勢力らしい。自分の場合は例えるなら通販番組みたいにネタ武器の紹介、使っている者の撮影と言った感じらしい。
「と言うか、結構な数のクランから提案来てるんだよね、文字通り」
「あの、魔王の部下の出した映像を見た勇者称号の人達からも是非、貴方による動画の配信をお願いしたいって来てるのよね」
リームとレインが言うには、自爆スイッチにロケットパンチにパイルバンカー、ジェットハンマーに興味津々な勢力が大勢居るらしい。鉄の塊ソード?流石に扱い間違えたら、星斬りそうなのは、ちょっとね?らしい。
「そう言えば、リアクティブ・アーマーはまだだろ?レイン付けるから、ゴーレム使って動画配信試してみたらどうだ?例のアレもあるし」
「ああ、そういえば」
そういえば、イベントには参加していたのだが、ほとんど処か全く攻撃に参加していないのに運営が探し当てたのか、運営特別賞としてダメージ計算ができるカカシを貰っていた。後、【自重しろ馬鹿野郎!】と言う称号を貰っていた。ナズェ?
「でも、良く考えると、俺にとってはめっちゃ良い提案?」
「うん」
と言うか、レベルの概念が無く、功績が基準のこの世界で、そういう動画配信を行うという事はステの底上げにもなる。うん、良い提案だ、提案なんだが・・・
「おい、いくら貰った?」
「ナンノコトヤラ」
こ、こいつら!ネタ鍛冶師は自分だけなのを良い事に販売以外で資金徴収しやがった!鬼かな?いや、まあ、多分、俺の分もくれるんだろうけど、悪い顔してやがる?!
「そう言えば、動画ってどうやればいいんだ?後、視点変更」
「ああ、それは・・・」
まあ、自分も美味しいので黙認はするんだけどね!だって、お金無いと自分が試作したい時に素材買えないし!マネー、大事!
配信組でもイケる気がするんですけどね、油断すれば即死だからね、生産職は。仕方ないね!