第32話 イベント告知と行動の開始
「久々の公式イベント、説明文見た感じ、大型モンスターレイド戦か?」
久々のクランハウスの会議室内で皆と公式からのお知らせを見ていく。ん~、こ~れ~は~?
『公式イベント 侵略戦 巨大獣の侵攻を阻止せよ!
各都市に目覚めた巨大な獣が迫る!冒険者達よ、侵攻を阻止せよ!
本イベントは巨大レイド戦の複数戦となります。侵攻都市はファス、セカン、サーズの防衛がファーストオーダー。オーダー成功でセカンドオーダー、更に成功でファイナルオーダーが発令されます。
報酬は参加賞で1万の資金が配布されます。他、MVP、敢闘賞以外にも生産職への報酬もございますのでどしどしご参加ください!』
う~ん、暗に全員参加しなさい!と言わんばかりのイベントである。参加賞がクランメンバー×1万なら参加するだけでもかなりの儲けである。勿論、ネタ鍛冶師の自分は絶対参加前提なんだろうなあ、コレ。ただ・・・・・・
「絶対、運営以外にあの社長が関わってるだろうし、ネタ鍛冶師がワンオフ職業と考えると何かあるんだろうなあ、確実に」
「加えて、気になるのがここだな」
ラインとリームの言葉に告知ウィンドウをスクロールしていくとその目的の物が見れる。それがコレだ。
『開催期間:3日 開催準備期間3週間とさせて頂きます』
「これって、つまりそういう事だよね?」
「でしょうねえ」
レインが頷き、他の2人も頷く。どういう事か?簡単だ。3週間の間に3つの町の防衛準備を行い、更に3日と言う事は初日はファーストオーダー、残りは成功した後のフェイズ期間として、セカンドオーダー、ファイナルオーダーに入るかもしれない都市の防衛準備も準備期間中に行えと言う事だ。
「これまた、かなり揉めそうなのとゲーマー心理のスキを突いたイベントになるんだろうなあ」
「どうなるかが大体予想つくってのが嫌だねえ・・・」
ラインとリームの言う通り、本当に予想がついてしまうのがなあ・・・どういう事かって?まず考えてみても欲しい。3つの都市にどうクランが振り分けれるか?である。まず、ここで確実に揉める。何故かと言うと、3つの都市のどこに行くか?である。そして・・・
「巨大な敵だけが敵・・・とは書かれてないんだよなあ」
つまり、モンスターラッシュもあり得るので、配分良くクランチームを配置しなければならない。更に、最初のフェイズの防衛に失敗=イベント失敗と言う事が大いにあり得る。だって、本文に書かれてる通り、オーダー成功で次のフェイズと言う所である。つまり、失敗したら、次のフェイズは無く、挽回と言う事も無いと言う事だ。イベント期間が3日だけと言うのも奪還フェイズとかも無いと言う証でもある。更に言えば、壊滅した都市は使えなくなる可能性が高い。復興イベントぐらいの救済はあるかもしれないが・・・
「こりゃ、また難しいイベントだなあ」
自分でさえも、まずどうすればいいか分からん。お手上げ状態である。そこでレインが言葉を発する。
「もしかすると、まずは歩けって事なのかしらね?」
『あ~・・・』
やりそう。と言うか、防衛準備だけにかまけてると大型獣対策のイベント逃しそう。いや、確実にそういう意図もあるんだろうな。と言う事は・・・・・・
「解散と言うか、散開、急げ!!!」
『おう!!!』
ラインの言葉に全員が同時に動き出すのだった。なお、この後、イベント前なのにイベントの様なモノに巻き込まれていく事になるとは、神ならぬ身では分からなかったのだった。
相談もイベント設計者(社長)の狙い通りです。時は金なり、さて、ウッド君たちはどう動くでしょうか?後、次回は久々の掲示板予定です。阿鼻叫喚!予定。




