第31話 付与依頼と新イベント告知
「なるほどなあ」
ライン達からくる付与依頼の量に如何に自分のスキルがぶっ壊れか自覚中である。今回ばかりはライン達に依頼人を厳選してもらっている。
「まず多いのが武器の付与と吸収だね」
勿論、依頼人に付与するレガシー武器を提出してもらう。当たり前だが自爆等の危ないスキルを備えた武器はお断りである。
「攻撃力超強化と硬質化大人気だなあ」
『そらな』『当たり前なんだよなあ』『このゲーム、耐久回復ないからね』『硬質化がある意味代わりなんだよね』
勿論生放送中である。そうしないと信じてもらえないからね。
「ただ、まあ、レガシー装備アクセサリー限定だから、本当に金ある人で、且つレガシー装備か特殊装備出せる人の依頼しか来ないけどね」
勿論だが1回の料金は大変お高くしている。更に言えば、レガシー装備を他人に預けれる人と言うのも最低限の条件ではあるので、かなり限定された依頼・・・・・・の筈なんだよなあ。
「なのにどうして、それでも20件近く来たのか・・・・・・」
『草www』『仕方ないよね、ウッド神なら信用に足るしw』『完成に手抜きする気ないなら、マジで縁結びたい人多いだろうしな』『攻略組も今は少しでも強い武器や防具欲しいだろうしな』
そういえば、各地のダンジョン。今もなお未攻略らしいからなあ。そこまで期待されてるなら頑張ろう。おや?
「ん?あれ?なんだ、これ?ガラスの剣?なんだ、このスキル?」
『あ~、一人は依頼者居ると思ってた』『ウッド神、これこれ【URL添付】』『マジでリスキーなスキル』
お?視聴者がスキル一覧表を見せてくれたその中にあるレガシースキルらしい。URLを開いて見てみるが、なるほど、リスキーなスキルだ。
ガラスの剣:レガシースキル:装備の耐久を一気にゼロにする。例外はない。代わりにその装備の攻撃力を使用した戦闘に限り【耐久値】倍まで上げる
だが、逆を言えば、一撃必殺のスキルとも言える。で、付与先は・・・・・・ヲイ・・・・・・
「すっげえ事考えるな、この、桜花って人・・・あ、例の掲示板のスレの人じゃん、この人。それなら納得」
自分は分かりやすく付与先のアイテムを持ち上げると『マジかよ?!』『その手は考えつかんかったわ!』『ええええ?!』と言うコメントが高速で流れる。その付与先とは・・・自爆スイッチである。わ~お・・・
「なるほど、自爆スイッチの攻撃力イコール自爆の破壊力だから、それが倍になる・・・と」
『桜花ェ・・・・・・』『名前の通りってか。いや、奴ならやりそうだな』『これで某機動戦士みたいなブースターあったら、絶対特攻やるよな』『(ガッツポ)』
「あるよ?」
『え?』『え?』『マ?』『ガタッ!』『ステイ!』
あるんだよねえ。これがトウ・キョウが解放された際に、ただし・・・・・・
「こんなのだけどね」
ブースター:バックパックから伸びたスイッチを押すとブースターオン!ただし、制御に失敗すると空の星になる 種別:アクセサリー
「ちなみに、制御に失敗した場合、何かに激突してミンチになるか、大空の星になるか、訳の分からん軌跡描きながらカッ飛んでいくだけっていうね」
『ブースターって操作無しで制御出来たっけ?』『あっ』『そうか』
「一応、長いハンドルっぽいのと多分だけど制御用ウィング付いてるんだけど・・・検証班ですらお試し嫌がったんだよね。ゴーレムが主な実験対象です」
『いやあ、制御しつつ何かしろって無理では?』『いや、待て、あのリュウカのとこの検証班が嫌がった?』『あっ!』
「なお、燃料源、ノーマルのドラゴンの魔石4個」
『『『『『やりすぎだ、バカ野郎!!!』』』』』
多分、件の桜花さんも含め、全員のコメントからツッコミが入る。そら、そうだ。ドラゴンの魔石は王龍の魔石には及ばないものの、1つで大都市の明かりの魔道具全ての魔力を賄えると言えば分かるだろうか?それが、4つのブースター。そら、ツッコミ入るわな。
「勿論他の魔石も試したよ?ただし、王龍は除く」
『そらそうだ』『当然』『で、結果は?』
「プシュンと音がして、終了」
実際は、良い所までは行くが点火するだけで出力が終わるである。要するに維持するだけのエネルギーが無いと言う事だ。勿論だが、ノーマルドラゴンと同等のモンスターの魔石もある。だが、そういうモンスターは持続力が少ないらしく、飛ぶ所までは行くが長く飛ぶ事が出来ない。
「さて、付与に取り掛かろ・・・・・・」
【ワールドアナウンス!次回イベント 侵略イベント 巨大獣戦が発表されました!】
は?・・・・・・・・・は?
はい、侵略イベントはMMOのお約束ですね。勿論、スキル作った社長主導のイベントの為ただの侵略イベントではございませんです、はい。




