第25話 新シークレットクエストの隠し方
「クエストへの参加?」
「そう、正直手詰まり感が凄い。そこで、ウッドにも参加してもらいたい。クエストへの参加というか、探索だな」
あれから少し経過し、ラインが話があるからといつものメンバーで集まった話し合いの趣旨がコレである。
「仔細を聞いても?」
「ああ。お前さんが作ってくれた、いくつかのアイテムのお陰で古代遺跡は攻略出来るんだ」
「古代遺跡・・・はね」
ラインの言葉を繋いだレインが攻略掲示板を見せてくれる。そういや、最近は見てなかったな。うん?・・・・・・・・・あれ?
「シークレットクエストの情報が少ない。いや、無い?」
見間違いかな?と思い、何度かいくつかの掲示板も回って見直す。攻略掲示板はもちろん、リュウカさんがいる検証クラン掲示板にすら新しいシークレットクエストについてが無い。
「これ、遭遇した奴が隠してるパターンは?」
「あり得ないとは言い切れないね。けれど、リュウカさんの検証クランが音沙汰無いとなれば、本当に見つかっていない可能性が高い」
自分の言葉に対するリームの言葉はごもっともだ。検証ページには新シークレットクエストの情報が載っていない。つまり、あのリュウカさんですら見つけていないと言う事だ。
「そうは言っても、どうしろと?」
コレである。自分が手伝うにしても、新レシピのアイテムはもちろん、リュウカさんも購入し、色々試しているらしいからだ。つまり、アイテムはあまり関連していない可能性が高く、自分が参戦するにしても何をすれば良いのか?である。
「そこなんだよなあ」
う~ん、心当たりが全然無いってのが今の状況なんだよな。何か、とっかかりが・・・・・・あっ。
「なあ、ライン。シークレットクエストなんだよな?」
「ん?ああ。それがどうかしたか?」
あ~、そうか、そういう事ね。完全にゲーマーと人間の心理を突いた隠し方だ、コレ。なるほどねえ、完全に理解したわ。・・・・・・鬼畜すぎんだろ。
「そういう隠し方か。なるほどねえ。ライン、レイン、リーム。多分だが、シークレットクエストの出し方分かったかもしれない」
『は?』
呆然とする3人に説明していくと、最初は唖然からの、マジかよ・・・・・・と頭を抱え、リュウカさんを呼び出して巻き込む事を決意するのだった。
さて、リュウカさんを呼び出しての話し合いの後、自分たちはとある場所に配信をしながら立っている。その場所とは・・・
「お待たせしたね。久しぶりだ。我が朋友よ」
ケット・シー達の王国の王城内。そして、対面する相手はかって助けたスーガさんだ。もしかしてと思ったが、あっさり対面出来たからにはおそらく・・・
「しかし、本当に良いタイミングで来てくれた。是非、お願いしたい事があってね。どうだろう?時間があれば受けてくれないか?」
【シークレットクエスト】 ケット・シーからの依頼
かって助けたケット・シーのスーガからの依頼。それは、新たなクエストへの道筋
クエスト開始条件:割符を持ち、採掘した事がある状態でスーガと接見
クエストクリア条件:彼から出される依頼の達成
報酬:????(初回のみ)
人数制限:無し
「分かりました、まず受ける前提でお話を伺いたいと思います」
ここまで来たら、配信を見ているであろうリュウカさんや視聴者も解ったようだ。どういう事か?単純だ、視点が違いすぎたのだ。新しいシークレットクエストだから、新しく開放された大陸に鍵がある。このゲームをプレイしているプレイヤーや、RPGに慣れたゲーマー達ならそう考える。このゲームがゲームとして初めてプレイする人でも、関係ない大陸の国は絶対関係ないよなあとなるだろう。
『そういう事か、やられたな』『そりゃ、誰だって新しいと考えれば視点がそっちに行くか』『完全に盲点だったよな』『だな。解決したシークレットクエストが鍵だなんて誰も思わんわ』
そう、完全に盲点だったのだ。そりゃ、ケット・シーの国解放したし、キャラも解放されたし、オリハルコンという素晴らしいものまで解放されるとなったら、その後にキャラに会いに行くなんてしないよな。他のシークレットクエストも同様だろう。つまり、このクエスト開放はこう言っているのだ。視点を変えろ!とね。
「ありがたい。では、今回の依頼についてを説明しよう」
あ、この流れは・・・・・・
【ワールド交易クエストが解放されました】
え?ナニコレ?知らん・・・・・・え?交易って何???
もう、旧シークレットクエスト開放したし、城に居るし、用は無いと思ってたキャラと話せば解放されるなんて、普通は思いませんよね。そして、新たな大陸に行くには交易も重要ですよねというお話でした。鬼畜すぎる隠し方である。




