第24話 ネタ鍛冶の進化といつもの事
「う~ん、増えた。っーか、増えすぎぃ!」
リュウカさんに頼んでアプデで増えた武器防具アクセサリーにアイテムに素材。これらを見ていくと、リストにある物と連動してリストに品目が増えていくのだ。
例えば、アプデでレシピが公開されたオリハルコンシールドにビームサーベルが連動し、ビームシールドになるというのが一例である。
「まあ、展開中ずっとMP使うんで、普通にオリハルコンシールドとして使ったほうが早い・・・・・・と思っていた時期がありました」
「いやあ、凄かったな、アレ。流星群ならぬ、流星人間ミサイル」
『それな』『草生え散らかしたわw』『あの発想は俺達普通のプレイヤーにはない。絶対ない』←コメント弾幕
言い忘れていたが、現在絶賛生配信中で、今回のお供はラインである。で、流星人間ミサイルというのは、このビームシールドを使った配信プレイヤーのやった事である。
「確かに、MPが続く限りは盾の強度は上がるし、ビーム自体にも攻撃力はあるけどさあ」
「崖の上から下に目掛けて盾を持ったままでモンスターに向けて落ちる。普通は考えないけど、防御力あるから、外れても運良ければ助かるし、運悪くても近くに居るモンスターに対して、石礫などが大ダメージを与える事が出来る」
うん、まあ、アレである。ビームは高熱量を持った物質なので押し付けられれば大火傷という発想を持って、うん?じゃあ、落下速度プラスオリハルコンの硬さとビームの熱量でとんでもないダメージ出せるんじゃね?とやってみたらマジで出来たというわけである。しかも・・・
「ネタ武器補正に貫通する・・・というか、主な攻撃力が落ちてきた質量のダメージプラスビームの熱量だからなあ。まさかのだったね、アレ」
「要するにネタ武器からの直接ではない純粋ダメージな訳だからな。運営も今頃絶叫してるかもなあ」
しかも、結構なダメージなので修正される前に!と、プレイヤー間で次々とフィールドボスを討伐するのに使っているようだ。とまあ、これなら普通、色々あって大規模メンテを実行!が普通の運営のはずなのだが・・・
「新大陸では全く通用しなかったって言う」
「普通に全滅してたしな。動画見る限り、こちらと同じく動き読んだ感じが凄い」
VRMMOにおいて、強敵とは何か?タフさ?圧倒的な攻撃力?圧倒的な魔法やスキル?否、学習する敵。これに尽きる。
「クソ鳥なんかその一例だわな。圧倒的有利な所から離れないっていう、アレの学習AIの発展形」
「だな。倒されてもリスポーンした奴が前の倒され方を覚えてないとかないと判明したからな。戦術は毎回変えないと通用しないって訳だ。中々いやらしい」
そう、自分の言葉に対するラインの言う通り、今までのVRMMOのボスと違い、倒されたらリセット!という形が取られていないようだった。つまり、一定の戦術によるマラソンに加えて、ネタ武器の戦術が簡単に通じなくなったと言う事だ。簡単に言えば、NPCのプレイヤー化である。
「これやっぱり・・・」
「だな。ネタ武器の特性を知っていて、ゲーマーの性質を知っているとしか思えないな」
つまり、解放プログラムを作ったプログラマー、推定・社長ってことだ。おそるべし読みの鋭さ。
「となると、今あるこのリストが救世主になる気がするんだよなあ」
まあ、そうでなければ、ネタ鍛冶師がワンオフ職業のままで、ネタ鍛冶リストに追加なんて機能入れんわな。まあ、なんにしても・・・・・・
「核ミサイルスイッチは作らない。絶対にだ」
「それ」
『それ』←高速コメント弾幕
流石にこれは自分でリストにロックを掛けている。というか、使う事は絶対ないだろう・・・・・・・・・ないよね?まあ、閑話休題。
「で、古代遺跡はどうだったん?」
自分が色々リストに追加してる間にラインは検証クランや知り合いの高ランククランと追加されたのを発見された古代遺跡に行ったらしい。
「聞いちゃう?聞いちゃう?うん・・・・・・」
あっ、なんとなくこの後の言葉を察した。
「何の成果も得られませんでした!っーか、遺跡内の敵が強すぎ!入り口から数メートルで退却ってエンドコンテンツかよ!」
『それな』『知り合いもまあ入り口から少しぐらいなら大丈夫と思ったら死に戻りしたらしいし』『そして、宝箱だ!と迂闊に近づくと鳴り響く警報』『銃の向きと軌道を読んで回避してくる敵!メカニカルか!』
ライン達がダメだったとなると、相当に厄介なようだ。中でも厄介そうなのがコメントにある赤外線とかで感知する警報装置か。現実にもある、アレが相手かあ・・・・・・そら、誤魔化し切るの難しいわな。
「やっぱ、監視カメラとかもあるの?」
「ある。むしろ監視カメラを一個一個壊してのクリアリング作業重要」
しなかった場合の末路は容易に想像出来るな。となると、重要なのはこの辺かな?
「んじゃ、この辺メッチャ売れそうだな」
チャフ弾(拳銃用):何かに命中すると、一定の範囲内の機械系モンスターの機能を一時ジャミングするチャフを撒き散らす。 種別:弾丸
スタンバトン:攻撃が命中すると高出力の電撃を発する。機械系モンスターには一時シャットダウンのデバフを与える。 種別:棍棒 特殊効果:麻痺
「おぉ・・・・・・おぉ!」
『貴方が神か?・・・・・・神だったわ!』『ヒャア!古代遺跡の攻略が捗るぜ!』『販売、はよ!はよっ!!!』
うん、感動してる所、皆に悪いんだけどさ?言っておかなきゃいけない事あるんだよね?
「素材に機械系モンスタードロップが必要だから、古代遺跡頑張ってきてね!」
あ、崩れ落ちた。まあ、そりゃ、機械系回路とか金属片とか必要だからそうなるよってね。ちなみに、この後、機械系は消毒だー!とめっちゃバーサーカーと化したラインが遺跡で大暴れしたと聞いた。そして、いつも通り、弾が切れて、スタンバトンのエネルギーがちょうど最後の一匹前に終了して、ぶっ飛ばされたとも聞いた。あ~、うん、あいつは言う事聞かないからな。
天鱗より逆鱗が欲しい時に限って天鱗が出るというお話。うっ・・・・・・頭が!(白目
後、見たことない新しい敵に有効なのはその敵から落ちる素材利用しますよねというお話です。当たり前なんだよなあ・・・・・・




