第22話 変わる世界と今後の話
「は?」
<<未来大陸 トウ・キョウが解放されました>>
まず、ここは予想通り。だが、その前に出たワールド解放クエストと言う表示。これはまだ何か告知がある?
<<未来大陸開放に伴い、ゲームアップデートが開始されます>>
ザワッと、自分だけでなく周りも騒めき、生放送のコメントも次々流れる。運営のお知らせではなく、クエスト告知画面でのアップデート。更に、ログアウトの必要もなく、現在進行形の追加である。
<<アップデート内容>>
<<過去大陸・現在大陸が解放されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<各地に古代遺跡が解放されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<鍛冶にレシピが追加されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<錬金にレシピが追加されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<調薬にレシピが追加されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<各地にシークレットシナリオが追加されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<各地にシークレットショップが実装されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
<<ワールドに住人が追加されました。詳細はヘルプをご覧ください>>
「わあ・・・・・・」
「予想以上ってとこだな。で、リュウカさんが検証クランと一緒に行こうとしたの引き止めたのは?」
あまりのヘルプページの増大にお知らせの量に絶句していると、ラインが話しかけてくる。っと、そうだった、そうだった。
「ああ、生放送も緊急事態って事で切ってあるし、今、実質、この大陸には自分達が居ない内に検証を・・・ね」
「なるほど・・・・・・思えば、色々おかしい所があったな」
リュウカさんが頷く。まあ、要するにいつものメンバーで今回の件を深く掘り起こしてみようという訳である。
「まず、私から行こう。おかしいと感じたが、頭の隅に追いやった事だ。第4陣まで、何故、量産体制が整っていた?」
「て言うと?」
リュウカさんの言葉にレインが先を促す。確かにおかしい。最初の評価は・・・・・・あ!
「「「そうか。少なくとも、第4陣までは売れると確信があった!」」」
そうだ、量産体制をあの初期の有様で整えられる訳がない。覚えているだろうか?初期は超クソゲーとして、一時期はそのまま消えゆくかもしれないゲームであった事を。
「けど、そこまで読めるもんなのか?」
そう、ラインの言う通り、そこまで情勢を読めるのか?が疑問に残る。そう、前提として、話題にならなければ・・・・・・あっ!
「いや、ライン。話題になっては・・・いた」
自分の言葉に、3人があっ・・・と言う顔をする。そう、まずゲーマーからの話題になっていたじゃないか、超クソゲーという事で世界中にゲーマーからの情報が拡散したじゃないか。
「そうして、次にアスリートとかに話題になったんだよね。なるほどなってなるね、こうして整理してみると」
そう、次に話題になったのが現実と同様の運動が出来るという事でアスリートに。そこから更に広まり訓練の場に最適として軍人、会談の場として政治家・実業家にも広まった。ここまでこれば、第4陣への量産も全くの無駄にならないという訳である。
「そうだ。そして、この解放クエスト」
ウィンドウを出して、そのクエスト名を指で弾くリュウカさん。つまり、全ては予定調和であったという事だ。しかし・・・
「運営の手の平・・・・・・なんですかね?」
「そこなんだよね・・・運営は運営なんだろうが、どうにも、今の運営とは違う思惑が見えるんだ」
そう、運営がそこまで考えて行えるか?と言えばノーである。つまり・・・
「違う思惑はこのネタ鍛冶師スキルを作ったプログラマーって事か?」
「だろうと思う」
ふ~む、リュウカさんの言う事はごもっともだ。運営が作ったにしてはあまりにネタスキル且つ、第4陣に到るまで一人しか居なかったスキルだ。個人的に入れた、としか言いようがない。
「まさか、社長・・・・・・とか?」
『まっさか~!HAHAHA!』
自分の言葉に全員が一笑に付す・・・と言いたい所だったのだが、とある事を思い出したことがある。
「あのさ、ここの社長って確か、リアル追及の為にバンジージャンプやった事あるよね?スカイタワー貸し切って・・・・・・」
「リアル薬草や植物採集のために畑開墾したって噂も聞いたわよ?」
「リアルな馬や牛の動きを取る為に牧場作ったとかもあるな」
「リアル建築の為に平屋から城まで作ったって話も聞いたね」
「私独自の情報網だが、街を作ったという噂もある。噂と思いたいのだが・・・・・・」
順に自分、レイン、ライン、リーム、リュウカさんである。
『・・・・・・・・・』
ヤバい、あり得る。じ、自分はそんなヤバいスキルを貰ったのかと今更ながら自覚する・・・・・・・・・ええ?
「ま、まあ、とりあえず、困るもんでもないし、話を進めよう。こうなると気になるのが・・・」
指をウィンドウに這わせる。うん、やはり自分的にはコレが気になったのである。
「鍛冶レシピの追加・・・だなあ」
どうにも、追加されたのが銃のバリエーション増加や火薬を使った武器や刀のバリエーション増加などが追加されたらしい・・・って、あれ?
「ん?あれ?ネタ武器は追加されてない・・・・・・っぽい?リュウカさん?」
「今、うちのクランの生産班に調べさせてる。レイン、君も頼む」
「了解。今までのネタ武器があるか聞けばいいのね」
しばらく待つと、2人が戻ってくる。その間、ヘルプを3人で見てたからそんなに時間経過感じなかったな。
「今まで出たネタ武器に関しては見なかったらしい。一応、リストを送ってもらった」
「うちの生産班も同様みたいね」
あ~、つまり・・・・・・
「まあ、確定だな。これで終わりではないらしい」
自分の言葉に全員が頷く。まだ、何かあるって事だよなあ。うん、まあ、頑張ろう。
まだだ!まだネタ鍛冶師は終わらんよ!もうちょっとだけ続くんじゃ!(亀〇人)的なお話。残っていたフラグも少しだけ回収しております




